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STUDIO : 戸塚スタジオ
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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.174 タップ・ダンスにも相性ばっちり?
 5月26日に丸の内『コットンクラブ』に出向きました。出演はビジー・アデールという女性ピアニストです。最近少しずつ知られてきたと思いますがご存知でしょうか?アメリカでは評価も高く、既に終わっていますが自身のラジオ番組にはトニー・ベネットやヘレン・メリルといった大御所をゲストに迎えていました。
 私は輸入CDが大半ですが、多分売り出している24枚全てを持つ程のお気に入りです。天性のアドリブメーカーが繋ぐ大人のBGMといった趣でゆったりとして気持ちが良いです。
 1STステージはソールドアウトでした。満場の拍手の中、19時10分に登場。柔らかい柄物に小さく光るドレスと黒のパンツ、そして飾りの付いたサンダルがいかにも涼しげでした。写真で見るより可愛らしく魅力的な人で嬉しい瞬間です。ステージ中央のコンサートグランドピアノ、STEINWAY & SONの前に立ち、覚えた日本語を並べて、大半が女性の客席をリラックスさせます。こんばんわ。おはようございます。ありがとうございます。よろしくお願いします。
 『フライ・ミィ・トゥ・ザ・ムーン』でスタート。『サテンドール』『ルート66』『スマイル』などが続き、『イエスタデイ』ではビートルズの曲で始まりジェローム・カーンのメロデイに移ります。『ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア』や初の日本盤CDに入っている『いい日旅立ち』や『テイク・ザ・A・トレイン』など日本人の耳に馴染んだ選曲でした。
 アンコールをフォー・フレッシュマンがよく歌った『ウェル・ビィ・トゥギャザー・アゲイン』でしめました。エレガントで粒立ちのはっきりしたタッチと破綻のない安定したコンサートでした。72歳。力強さがあり、まだまだこれからという感じを受けます。存在すればですが、昔のCDも聴いてみたいです。
 満足だったのはチャージが何と千円。得した気分とはいっても、いつもなら頼まない料理をいただいたので、結局は同じ出費になってしまいました。
 彼女の曲を使って、天野先生が振り付ける踊りが大好きです。

小島 文雄






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