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Vol.173 お宝映像をYou Tubeで(その1)
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「雨に唄えば」で有名なMGMミュージカルのジーン・ケリー。1947年に主演した「Living in a Big Way」というちょっぴり地味な白黒映画があります。ミュージカル・ナンバーがあるものの、ミュージカルとは言い切る事の出来ない作品でした。今から20年前にビデオが発売されたものの、現在までDVD化されていません。You Tubeでは、この作品のミュージカル・ナンバー3つのうち2つを観る事が出来ます。
“It Had to be You”
ジーン・ケリーが、“Body”というニックネームで有名だったマリー・マクドナルドと踊ります。ジーンはなかなかの2枚目で、甘いダンスもセクシーです。後半のダイナミックな動きは、フレッド・アステアには出せない味ですね(写真上)。
“Nursery-rhyme Medley”
「ザッツ・エンタテイメント」に少しだけ出て来る、建築中の建物と建物の間を長いハシゴで飛び越えるアクロバット・シーンのノーカット版。前半、子供たちと踊るあたりは「パリのアメリカ人」のスタイル、後半、階段を使うあたりは「サマー・ストック」と、ジーン・ケリー・スタイル全開です(写真中)。
さてYou Tubeではまだ登場していないのが“Fido and Me”で、これは達者な犬とのデュエットで、ソフト・シューズのテンポが心地よく、私の好きなダンスです。後半パートナーが銅像に変わってからは、メロディも振りも雑ですが・・・(写真下)。
今後の登場に期待しましょう。
天野 俊哉
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