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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1717 『歌劇』5月号を求めて
 緊急事態宣言の要請で地元の書店が閉まっていて、宝塚歌劇団が発行している月刊誌『歌劇』がどこにも無い。もうかれこれ40年間、発売日の5日には書店に駆けつけてきたので今さら止められませんの。外出自粛中ですが私にとっては不要でも不急でもないので、5月の連休明けの平日の昼間、『歌劇』の為だけに都心まで出かけました。

《銀座博品館劇場》
 思えば新橋、銀座方面に行くのは2月以来です。あの時も中国人の観光客がほとんど居なくて右をみても左をみても外国人は西洋人ばかりでした。それが今や中国人、西洋人に加え日本人も歩いていない銀座のど真ん中。何だか気味悪い!
 銀座博品館劇場まで歩いて看板を見ると全て中止の貼り紙が。昨年亡くなられた森新吾さんの仲間の方々が出演される舞台のポスターでした。
 ちょうど1年前の今頃、最後の『東京リズム劇場』がここで上演されたんですね。閑散とした道を歩きながら思わずリズム劇場のテーマソング歌ってました。

《東京宝塚劇場》
 日本の大きな劇場のほとんどが公演を自粛してゆく中、最後の最後まで完全無視をしながら公演を続けていた宝塚歌劇も政府からの圧力に屈してついに休演に。6月末までの長丁場の自粛なんて圧力以外の何物でも無いでしょう?
 かつては阪急電鉄の子会社だった宝塚歌劇団も現在は一企業にすぎませんのでこれから先の展開が心配です。さて、肝心の『歌劇』誌ですが、東京宝塚劇場前のシャンテもキャトルレーブも何もかもお休みでしたが有楽町駅前の三省堂書店でやっと購入しました。

《歌劇5月号》
 わざわざ都心まで出かけて買ったのが¥750の本だけ。ホントにお金を使わなくなりましたね。発売されて1週間もたつのに山積みの『歌劇』誌。ついてないのが今号に限って表紙が雪組の娘役さんなのです。やっぱり男役さんと比べるとインパクトが弱いかも。売れ行きも左右するはずです。さらに手にしてがく然としたのが本の厚み!凄く薄いのですね。帰宅して前の4月号をチェックすると168頁もあるのに、5月号はわずかに120頁しかないのです。
 同じ値段なのにマイナス48頁とは甘えすぎてませんかね。確かに舞台が無ければステージ写真も掲載できないし、座談会、楽屋取材、公演評、そして公演ガイドなど生の情報が皆無なので仕方無いとは思いますが、こんな時だからこそ編集部の腕の見せどころでは?と思うのです。

 7月から公演を再開出来たとしてもあと2回は情報が薄い、もしくは無い状態での『歌劇』誌発行になる訳ですので編集部の皆さんにはプライドを持って頑張って頂きたいものです。

天野 俊哉



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