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Vol.1701 『NATONAL TAP DANCE DAY 2020』に向けてI
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2月下旬「伝染病拡散防止の為この1〜2週間皆さんで外出を自粛しましょう」という安倍総理の一言により日本全国がかつてない自粛の動きに出ました。その影響で3月初めの“NTD代表者ナンバー”の追い込み稽古、同日に予定されていた戸塚本部スタジオでの“Y'sナンバー”の自主稽古も休止になりました。仕方なく地元のフラメンコ・スタジオを借りてひたすらNTDで踊る2曲を踊り続けました。
2月下旬に劇場公開された韓国映画『スウィング・キッズ』は主役の男性が映画の進行と共にタップが上達するのが今のこの時代珍しく、健気で好感が持てました。舞台でのビッグ・バンドとタップ・ダンサー5人の見せ方が上手くて感心しました。ただ朝鮮戦争時代の政治思想が重く複雑で個人的に何度も観れないのが残念。レネー・ゼルウィガーがアカデミー主演女優賞を受賞したジュディ・ガーランドの晩年を描いた『JUDY』も公開されましたが、予習のつもりで読んでいた600ページある評伝のパワーとCDで聴き続けた本物のジュディの歌声に圧倒され、これに加えて彼女の晩年を2時間の映画で観るのはキツいのでパスしました。
3月になって初めての戸塚でのお稽古。戸塚駅に到着し駅ナカにあるBECKSで早めのランチを。30種類のスパイス入りポークカレーを注文しました。お肉ゴロゴロのボリュームのあるカレーでした。それにしても日曜日の午後だというのにお店の中はガラガラ、レジにいる3人の女性アルバイトの方が気の毒なくらい。私の経験から暇すぎるアルバイトは時間の経過が遅く感じるので疲れるのですね。確かに最近、浅草・銀座・秋葉原などの繁華街を歩いても西洋人が目立ち、東洋人がみな日本語を喋っているのが信じられない。
時間なのでスタジオに向かいます。寒くて雨まで降ってます。スタジオでは手洗い、消毒、空気の入れ替えなど感染予防が徹底しておりました。2週間ぶりのカリキュラムは、先ず大せんせによる補習から。「ギラギラグループに負けないように!」とかのダメだしが楽しいです。コラムを読んで首を傾げてる皆様はメルパルクホールまでいらしてくださいね、謎が解けますよ。やがて淺野先生による立ち位置の指示が大せんせお手製によるポジション表を元に行われました。私達の前にいる先輩達には《民族の大移動》なる難しいフォーメーションが沢山あり淺野先生中心にああだこうだと打ち合わせも慌ただしい。Y'sナンバーの後半戦にはタップ板の分かりやすい1番とか2番ではなく、2.75番とか2.90番なる指示が続出するので笑いをこらえるのに苦労しました。そんな立ち位置でも完璧に守ってしまう先輩達が素晴らしいです。
あまりに細かい指示の連続だったせいか稽古の後にSAORIさん差し入れのお煎餅をキャストに配布する時も「何枚ずつかしら?」
という淺野先生に対して
「あっ、2.5枚です」
と誰か。もう笑いすぎてお腹が痛かったっす。
「次回からは鏡を外して踊りましょう!」と淺野先生。もうそんな時期に来てしまった訳ですね。
頑張らなければNTD2020。
天野 俊哉
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