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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1641 手塚治虫版画展に行ってきました
 横浜そごうで開催された「生誕90周年記念 手塚治虫版画展」に行ってきました。漫画の神様、手塚治虫の生誕90周年を記念して、新作も加えた50数点の版画が展示・販売されていました。「えっ?手塚治虫って版画もやってたの?しかも30年前にホントの神様になっちゃったのに新作って?」と思われた方もいらっしゃるのでは?ここでの“版画”とは、ピエゾグラフという最先端のデジタル印刷技術による“再現画”のことです。「なんだ印刷か」と思うなかれ、ピエゾグラフは微妙な中間色の色彩や筆のタッチ、絵肌の質感や凹凸までもが再現が可能なことから美術作品などの複製にも用いられており、今回の展示会でも作品紹介プレートに“ピエゾグラフ”と書いてなければ原画と見紛う程の見事なクオリティで観応え十分でした。

 同時開催されていた「アニメーションアート展」では、最長寿テレビアニメ番組としてギネス世界記録を保持している「サザエさん」を始め、「それいけ!アンパンマン」や「銀河鉄道999」など、アニメーションの撮影で実際に使用された貴重なセル画100数点が展示・販売されていました。
 セル画制作アニメの“最後の砦”だった「サザエさん」が2013年に完全デジタル制作に移行したことにより、「鉄腕アトム」以来、50年間続いたセル画式アニメは消滅してしまいました。そういう意味でも今や貴重なセル画だけに、アニメ映画「風の谷のナウシカ」のセル画には86万4000円、「となりのトトロ」のセル画には、なんと194万4000円の値札が付いていました!確かアニメは1秒当たり24コマを撮影するはず。調べてみたら「トトロ」の上映時間は86分20秒、セル画の作画枚数は4万8743枚でした。単純計算で194万4000円×4万8743枚は・・・などと打算をしたら、破格過ぎて電卓の桁数が足りませんでした。

 1963年に日本初のテレビアニメ「鉄腕アトム」を生み出した漫画の神様、手塚治虫が天に召されてから30年経った今でも“新作”が作られているとは、皮肉じゃなくて本当にすごいですね。

Y's取材班



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