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Vol.1639 穴田英明50歳記念祭in銀座博品館劇場C
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長くなってすみません!
そろそろ終わらなければいけませんね。もう夏目漱石もブルース・リーも登場しませんので御安心を。
最後のゲストは東京リズムボーイズが追いかけ続けた男性デュオのパイオニア、中野ブラザーズの中野章三先生です。穴田さんの夢は中野章三先生と踊る事。まず穴田さんが中野先生をお迎えしてお二人してマイクを持ってるのとまさかの椅子が用意された時は「時間押しそう」と心の中で叫びました。話の流れでこの椅子が段取り上の物だと分かりホッとしました。腰掛けタップを器用にこなす中野先生も凄いけど穴田さんも負けてません。中野先生が1964年に振付をされた“How High the Moon”を珍しいお二人で踊る姿に感動しました。中野先生の手をパーっと開くような簡単な振りでも思わず拍手したくなるのは、さすが先生のショーマン魂なのでしょうね。
最後のナンバーは『2018年のナショナル・タップ・デー』で披露した穴田さんの振付の集大成でもある“タップしなけりゃ意味がないよね”。穴田さんのお弟子さん総出演。穴田さんのアンサンブル作品はダンサーのレベルは申し分ないと思いますが、こうした公演への出演となった時に最低限求められるのはやはり笑顔ですかね?歯を見せてる方には自然と目がゆきますから。皆さん、これからも頑張って下さい!
ここでフィナーレか?と拍手の準備をしていたら、グレース美香さんが再び舞台に。「穴田さんが皆さんにハッピーバースデーを歌って頂きたいそうです!」
必ずそう来るだろうな?と予想はしてましたがマジでやるか。客席が明るくなり生徒さん達が我々全員にペンライトを配り出しました。マジでやるか。
折ると光るペンライトを持った観客の前に現れた穴田さん。金色の総スパンの燕尾服に白い大きな羽根を背負って目には長いつけまつげ。もう男性タカラジェンヌです。幸せそうな笑顔とバカバカしいその姿に笑うしかない。
もう最高でした。
ゲストの紹介だけはあって自分の生徒達にまで頭を下げる、実は大きな羽根を我々に見せたかった?
そして「また50年後に会いましょう!」と手を降る中、緞帳が下がりました。
こんなワガママで可愛いリサイタルは私も初めてでした。それをマジメ人間の穴田英明さんがやってしまった事に爆笑です。
舞台見てこんな笑ったの初めてでした。
まわりの皆さま疲れたでしょうね。お疲れ様でした。そして誰よりも誰よりも苦労したであろう富田カオリさんに大きな拍手と羽根を贈りたいです。羽根はいらないね。
いや、笑った。
おわり。
天野 俊哉
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