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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1615 あ・うん ぐるーぷ公演『阿国の山三』
 『2019年の東京リズム劇場』が無事に終了して1週間後の日曜日、再び銀座博品館劇場に、今後は観客として舞い戻りました。長いこと私のもとでタップのお稽古に通われている丸野悦子さんのお嬢さんで、舞台女優のまるのめぐみさんのお芝居にご招待頂きました。
 こうした未知のお芝居というのにとても興味があるので、出掛ける前からチラシを隅からすみまでチェックしまくりました。

 心を入れ替えた天野は開場時間と同時に入場、会場の入口ではプログラムが配布されてましたが、オールカラーで演出ノートから全出演者の写真から紹介までよくまとめられた内容で開演までの30分間たっぷり楽しめました。また、私は《あ・うん ぐるーぷ》が「美しすぎる時代劇をモットーに明るく楽しい時代劇の上演に挑戦する和のぐるーぷ」である事すら知らずに着席してしまった人間ゆえ、このプログラムは入門書替わりにもなりました。脚本と演出のさとうしょうさん、西崎緑さん、大竹一重さん、四天王寺紅さん、そしてまるのめぐみさんらベテラン女優4名を中心に、客演の役者さん3名と若手の役者さん32名が繰り広げる華麗な時代劇。
 やはり腰のすわったあうんぐるーぷの女優さんと豊臣秀吉を演じた伊吹吾郎さんが圧倒的存在感でした。主人公の山三郎を演じた野村さんはちょいと背が高すぎて、他とのバランスが。淀君を演じた花奈澪は宝塚歌劇団の娘役出身との事ですが、やはり背が高くてバランスが。でもお二人とも華やかで作品にプラス。
 普段は時代劇とは縁の無さそうな若手の役者さん達が所作など中々鍛えられており安心して見ていられました。指導がしっかりした劇団なのですね。

 さて、その前の週に自分が立たせていただいていた舞台という事で何となく気になった事をメモしました。
@やっぱ舞台狭い
 私達はオープニングとフィナーレに21名全員で踊り、横一列でラインを作りました。今回は大勢での立ち回りから劇が始まりました。
 この狭い舞台でよくぞ踊れましたね!戦えましたね!
 感心しました。
A役者さんマイク無し
 ああっ、マイク無しでも上演可能な広さの劇場なのですね。
B紙吹雪すてき
 私達は金色の紙吹雪が凄かった!とお誉めの言葉を。今回は白い紙吹雪が照明ばえしてキラキラ。
C中割を使わない
D暗転が多い、多すぎる
 私達の演出家の松本晋一先生はレヴュー好きのタップ・ダンサーなのでお芝居の演出でもリズムを大切にして、テンポよくサス明かりや中割を多用しています。自分がその演出のもと芝居に参加したので、生意気な事を言うようですが、今回やや暗転が長く多かった事が気になりました。
E千秋楽のカーテンコールは欲しかったなぁ
 リズム劇場の千秋楽でカーテンコールが無かったの初めて?
 なんかさみしかったです。手拍手続いてたのに。
FSNS等にアップして宣伝して下さい!
 今や当たり前の光景なんでしょうね。私は結構好きな展開ですよ。

 日本で、舞台で、時代劇を上演してゆくのって凄く大変な事だと思います。タップダンスの舞台も同じだから。お互い頑張りましょうね。お疲れ様でした!

天野 俊哉



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