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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1609 『2019年の東京リズム劇場』天野&簗瀬デュエット・ナンバー
《音楽》
 かつてY'sの阿部久志さんが女性パートナーの方と踊った“After You've Gone”(以下AYG)を観たその日から是非自分もその曲で踊ってみたい!と。阿部さんが使ったのはバンド・リーダーでクラリネット奏者ベニー・グッドマン・トリオによる演奏でした。その直後、同じベニー・グッドマンの楽団によるナイスな演奏の“AYG”を入手しましたがそのまま忘れて30年も経ってしまいました。

《新しいパートナー》
 さて今回のお稽古が始まった9月頃「デュエット・ナンバーに“AYG”を使ってみたいのですが?」と松本先生に伝えしました。もちろんパートナーを決めるのは先生です。オープニングとフィナーレ・ナンバーの振付が終わり、11月から稽古が一時休止になりました。12月も半分が過ぎた頃に松本先生から1通のメールが。
 「パートナーに簗瀬あずさはどうでしょうか?」
 もちろん「よろしくお願いいたします!」と即答しました。
 簗瀬あずささんはTRBタップ・ダンス・スタジオのインストラクターご出身、『2005年の東京リズム劇場』にも出演された事があります。その後も発表会等で顔を会わせるたびに簗瀬さんの方から挨拶をしてくださるのでした。
 ただいくつかの問題が。
@簗瀬さんにスカートのイメージが全く無い。
A簗瀬さんの方が私より背が高いかも、いや高い。
B簗瀬さんと普通に喋った事が無い。
 それらに対して
@→スカートを着用した写真を送ってもらった。でもピンと来ず。
A→身長はどうしようもないのでベターッと近づく振りを止め創り直そう。
B→今までもパートナーの方と喋るのはデュエットの稽古が始まってから。

《いよいよ稽古スタート》
 1月の寒い日、スタジオの前でご対面。スニーカーを履いた簗瀬さんは私より小さかった!ホッ。
 稽古を始めると見えてきました!そう、動きが《東京リズムボーイズ》なんですねぇ。
 「取り合えず次回からスカートで稽古しましょうね」振り覚えも早いし丁寧に稽古をしてくれるのですが、踊りかたの何かを変えてゆく必要がありそうでした。それでも日をおうごとに次第に動きがスマートになってきました。
 また「わたしアナログ人間なんです!」という彼女、稽古の時に必ずノートを持参してよく開いて読んでいるのです。どうやら振付を書いた振付ノートとのこと。熱心な姿勢には頭が下がります。

《衣裳プラン》
 3回位稽古をしてきて簗瀬さんのイメージカラーが赤とか青とかの原色ではなくて花柄かな?と感じてきました。先ずはフラダンスの衣裳から探してみる事にしました。お店にも行きましたがスカートの拡がるデザインの物はありませんでした。次の稽古の時に「簗瀬さんのイメージは花柄、ハイビスカスとか」すると、簗瀬さんは数年間沖縄に暮らしていたそうですので南国の花であるハイビスカスが私の口から飛び出したのでビックリしたそうです。
 最初の海外の衣裳サイトへの注文はエラーでしたが、昨年の私のパートナーの増田千草さんに教えて頂いた衣裳サイトに花柄ワンピースを注文し直すと3月の下旬に素敵な衣裳が到着しました。早速、松本先生に見て頂いたところ「出来れば天野さんも同じ花柄のベストとかだと最高ですね」との事。
 再び簗瀬さんに同じデザインの花柄ワンピースを注文して頂きました。そして簗瀬さんによる手作りの花柄ベストの衣裳が完成しました。私が着ていたベスト、実は女性物のワンピースが生まれ変わった物だったのですね。

《そして舞台へ》
 私達のデュエット・ナンバーの出番は何と《タップ名作劇場》の次になりました。
 緊張する!
 中割の前を上手から下手に移動してゆくスタイル。照明は2人を追う2本のピンスポットでした。
 お揃いの花柄衣裳でみせる今回のデュエット・ナンバーですが、毎年見なれた私の家族や生徒たちには簗瀬さんの頑張りがとても新鮮に映ったそうです。
 「衣裳と雰囲気が良かった」などの感想を頂きました。
 身長のバランスもよい方に作用したのかも知れません。お稽古が楽しかったです!

 長年の盟友であり、私の歴代パートナーのひとり淺野康子さんから頂いた言葉が最高に嬉しくて、これを言ってもらえたならもうデュエット・ナンバーは卒業しても良いと思いました。

天野 俊哉



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