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Vol.1598 平成最後のレヴュー観劇〜宝塚歌劇団花組公演
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OSK日本歌劇団に続いて宝塚歌劇団の花組公演を観に東京宝塚劇場に行って参りました。人気の高い花組公演は、伝説の色男カサノヴァを現在の宝塚を代表する美しい男役の明日海りおさんが演じる!という話題の1本物大作です。明日海さんはこれまでも『源氏物語』で光源氏を演じた経験もあるので宝塚ファンには堪らない企画な訳ですね。
さて、カサノヴァを主人公にした映画はフェデリコ・フェリーニが監督しドナルド・サザーランドが主演したイタリア映画、アラン・ドロンが主演したフランス映画、ラッセ・ハルストレムが監督しヒース・レジャーが主演したアメリカ映画などを観た事があります。中でもカサノヴァが生きた時代を独特な映像美で描いたフェリーニ作品が最高でした。番外編としては、コメディアンのボブ・ホープが主演した『豪傑カサノヴァ』がハリウッド映画全盛期の痛快なコメディとして楽しめました。相手役のジョーン・フォンテーンも飛びきり美しかった!
話は宝塚に戻ります。
『祝祭喜歌劇CASANOVA』
なんて題名が凄いですね。何が“祝祭”なのかは知りませんが。
作・演出の生田大和氏にとっては初の一本物。わざわざフランスのから作曲家のドーヴ・アチア氏を招いての挑戦とか。
振付クレジットには4名の方のお名前がありました。
御織ゆみ乃氏
桜木涼介氏
AYAKO氏
長谷川達也氏
この振付スタッフの名前を見たら絶対にパンフレットが必要になってしまいますねぇ。特にダンス・グループDAZZLEのメンバーである長谷川達也氏の仕事には興味ありますから。久々にパンフレットを購入。
また、このパンフレットには近年では珍しく衣裳スタッフ、装置スタッフ、映像スタッフの方のコメントやデザイン画なども掲載されており、購入した甲斐がありました。
スター関係では、トップ娘役の仙名彩世さんがこの公演で退団。また、花組のダンスを支えてきたベテラン娘役の花野じゅりあさんと桜咲彩花さんも同時に退団。大勢が一気に退団するのでイヤな流れだな?と思っていたら大劇場公演中にトップスターの明日海りおさんの年内での退団も発表されました。
これではチケットが無いわけですわ。
新元号の《令和》が発表された直後の東京宝塚劇場、客席のあちらこちらから新元号に関する会話が聞こえてくるのが面白い。ちなみに「私の平成最初の宝塚観劇って何だったのか?」客席でスマホを検索してみると、ああ、1989年4月の花組公演『ミュージカル/会議は踊る』『グランド・ショー/ザ・ゲーム』だったと判明。今は亡き大浦みずきさんがトップ・スターの時代、朝香じゅんさん・安寿ミラさん・真矢みきさん・愛華みれさん・真琴つばささんら若手男役スターがゴロゴロ揃っておりました。旧東京宝塚劇場の、確か狭くて見ずらい3階席でした。でも観劇料金なんて¥1000程度でしたから、現在のパンフレット代だけで観劇出来ちゃった訳ですね。
皆様、ここまで無駄話で引っ張っておきながら申し訳ありませんが、Y'sのホームページでは舞台の上演期間中にその舞台の内容に触れたコラムの掲載が認められておりませんので宝塚観劇コラムはここまでです。
アシカラズ。
近年宝塚のスペシャルな男役トップスターはサヨナラ公演直前に日本武道館などでコンサートを開催してファン・サービスをする事が増えましたが、明日海りおさんの場合は何と横浜アリーナ公演『恋スルARENA』を6月25日(火)・26日(水)に開催。平日にしか開催出来ない事、3回公演も球場の広い観客席を埋められるのか等、興味津々ではありますが明日海りおさん率いる花組公演の成功をお祈りしたいと思います。
天野 俊哉
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