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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1580 違和感を覚えた“ロープウエー”
 “ロープウエー”に違和感を覚えた、というのは、河口湖の絶景が満喫できる旧カチカチ山ロープウェイのゴンドラの上にタヌキが乗っていることでも、駅に着いたら「タヌキが降りたのかな?」と思ってよく見たら淺野先生だったことでもなくて、索道愛好家の松本晋一さんが日刊ゲンダイに連載中のコラムのタイトル「極める!日本全国ロープウエー」を初めて目にした時のことです。
 これまで松本さんは、「歓喜の索道」を始め、 “ロープウェイ”と一貫表記されていたはずです。著書のタイトルこそ「“ロープウエイ”探訪」とありますが、これはタイトルロゴのデザイン的な要素が大きいと思われます。
 いずれにしても、私の知る限り松本さんが“ロープウエー”と長音符(ー)で表記されているのを一度も見たことがありませんでした。「表記を変えたのかな?」と思いつつコラムを拝読すると、「箱根ロープウェイ」や「御在所ロープウエイ」などの固有名詞はしっかりそのまま表記されており、“ウエー”“ウェイ”“ウエイ”が混在した文章は、ゴンドラが滑らかに走るが如く、スーッと目を通し難くかったんです。
 なぜ“ロープウエー”なのか。どうしても気になるので、天野先生に頼んで松本さんに訊いてもらったところ、「直された」との回答をいただきました。なぜ直されたのか。今度はそこがとても気になったので、“ロープウェイ”と“ロープウエー”について調べてみたら、NHK放送文化研究所サイトに「[we]および[ei]の発音・表記の原則から、「ropeway」は、[ロープウエー]と発音・表記することにしています。例えば、「wave」「highway」なども「ウエーブ」「ハイウエー」と発音・表記します」との解説がありました。いきなり答えに近づいた気がします。更に調べてみたら、日本新聞協会刊行の「新聞用語集」でも、「ropeway」は“ロープウエー”で登録されていることが判明しました。つまり松本さんの「直された」というのは「(原稿は“ロープウェイ”と書いたけど、新聞用語に則って“ロープウエー”に)直された」ということのようです。これでスッキリしました。
 外来語のカタカナ表記って難しいですね。例えば「play」を“プレー”と書くと、スポーツを連想するような健全な印象ですが、“プレイ”と書くと、健全じゃない違うことを妄想してしまうのは私だけでしょうか?
 以上、今回も実にどうでもいい“ロープウエー”コラムでした。
 どうでもよくない本物のロープウエーコラムは、強い独自性を持った紙面作りが読者に支持されている夕刊紙日刊ゲンダイの水曜日版に掲載されていますので、ぜひ購入して松本さんの熱筆記事を紙面でお楽しみください。
 「買いそびれた」「金が無い」という方は、仕方がない、コチラでバックナンバーを読むべし!

Y's取材班



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