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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1559 波多野琴葉さん出演ミュージカルを観劇(2018年12月)
 昨年末、南砂町教室の元気ガール波多野琴葉さんが出演するミュージカル『グリース』初日を日暮里d倉庫まで観に行きました。この劇場は、橋本祥先生の『スタジオGAMBA発表会』を観に通っていたので迷わずに余裕でたどり着けました。

 さて、1970年代バリバリ『グリース』世代の私の想いで話からですよ、アシカラズ。
 日本でのディスコ・ブームを起こした映画『サタディー・ナイト・フィーバー』のジョン・トラボルタと人気歌手オリビア・ニュートン・ジョンが顔をあわせたミュージカルとして日本で公開されたのが1978年、今からちょうど40年前でした。ロードショーだけで最低10回は観ました。受験生のくせにこうした青春映画に夢中になりすぎて見事に浪人になった私。まあ良い。
 タップダンスの世界に就職して2年目に出演した銀座博品館劇場での佐々木隆子先生の1986年のリサイタル。黒い革ジャンパーに黒い革のパンツをはいた隆子先生がJACのダンサーと“グリース・ド・ライトニン”をかっこ良く踊り、隆子先生とキャピキャピ衣裳を着た萩原真理子先生が“ウィ・ゴー・トゥゲザー”をデュエットし、私達若手がバックダンサーをつとめました。自分とは思えない位切れのよいダンスを踊っております!

 『グリース』の最大の魅力はロックン・ロールを無視して、新曲をズラッと並べた事です。映画が作られて40年たっても全く色褪せてません。衣裳も50年代ファッションをパロって、最後のカーニバル場面の衣裳なんか70年代を通り越してましたからね。
 主人公の高校生ダニーとサンディを演じる二人が私とは縁のある『アニー』のタップ・キッズ出身だそうです。当時既にオジサンぽかったトラボルタのイメージが強く残っているので舞台のダニーがえらく新鮮だし、サンディもフレッシュ。悪くないですね。
 ダニーを中心とする男性5人のダンスとアクロバットが物凄く見応えがありました。逆に、女の子グループがやや個性に乏しく感じましたが、もしかしたら高校生を演じるには若すぎたのかな?
 日暮里d倉庫の舞台は袖がなく、舞台の後方だけでは装置等の舞台転換が出来ない事もあり、映画には無かった子供グループの5人の存在が大きかったです。舞台に立つ波多野琴葉さんは、体を思いきり使いハードな振付にチャレンジしてました。台詞にも気持ちがこもっていましたし、何と言っても出演場面が多くて大活躍でした。
 出演者が若いので映画で使われた多くのエピソードを削ったのは成功です。とは言えミュージカルナンバーのほとんどは登場しているので90分にテンポ良くまとめた谷口聖一氏の脚本と演出は称賛に値すると思います。チケットは人気が高くて売り切れの回がありました。客席もなかなか熱くて観ていて多いに盛り上がりました!
 皆さまお疲れ様でした。波多野琴葉さんの活躍から目が放せません。これからも頑張って下さいね。

天野 俊哉



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