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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1554 スタジオタップ72第25回記念発表会にゲスト出演いたしました(そのA)
 品川きゅりあん小ホールで開催された今西康之さん主宰のスタジオタップ72/第25回記念発表会にゲスト出演させて頂きました。きゅりあん小ホールは2011年から2015年までY'sが自主公演『PRECIOUS』を上演した懐かしの会場です。

 さて、今西康之さんのスタジオタップ72の専属インストラクター達の多くは過去のNTD公演で共演経験のある方ばかりなので再会を楽しみにしていました。
 渡辺かずみさんとは私達が初めてNTDに参加した1995年からの友人であります。本間茂樹さん、kurikoさん、月岡かほりさんとは近年のNTDでご一緒しました。今西さんも実に強力なインストラクターをズラッと揃えたものですね。そんな中、古庄里好さんとは変わった出会いをしております。彼がまだ10代初めの頃、光が丘のカルチャー教室に通い淺野康子さんにタップを習っておりましたが、教室の閉鎖に伴い淺野さんが近隣のカルチャー教室で指導していた私のクラスに古庄さんをすすめたのです。ある日バスケットボールを持った彼が訪ねてくれたのですが、引っ越しをするので私のクラスには通えないという事をわざわざ報告に来てくれました。古庄さんはその後一流のタップダンサーに成長し、映画『TAP』のオープニングで素晴らしいソロ・タップを見せてくれました。今回ご一緒出来てほんと良かったです。

 今西さんによると、外部からの人間は松本先生と私だけと思いきや、松本先生は9年前にも一度こちらの発表会にゲスト出演しているので、スタジオタップ72発表会の初出演者は私だけとの事。これを聞いて急に緊張してしまいました。
 さて、全てが楽しかったのですが自分のナンバーに関してのみご報告を。曲は“Once in a Blue Moon”というクラシックが原曲のもので、“モナリザ”や“LOVE”で知られる大歌手ナット・キング・コールが歌わずにピアノ演奏だけという珍しい録音であります。《男臭くてタフな今西さんを粋に踊らせたい!》が選曲した理由です。黒燕尾服でシックにきめた旧友の再会から始めました。振付は至ってシンプルに、今西さんと楽しく踊れたら、だけでした。私はこの1曲の出演でしたのでフィナーレまでは発表会の全ての作品をお客様と共にエンジョイさせて頂きました。踊らせて頂いた上、たっぷり観劇までさせて頂き感謝しております。
 楽しい2日間でした。

 今年の今西康之さんは宝塚と劇団四季デビューをしましたが、今回どっぷりスタジオタップ72の世界につかり感じたのは、今西さんの大切なものは日々のスタジオとこの1年に1回開催される発表会なんだな、という事でした。素晴らしい事です。アシスタントの月岡かほりさんを大切に30年周年に向けて頑張ってね。
 今西さんの発表会御礼がコチラからお読みいただけます。
 舞台いっぱいダイナミックに踊っただけでなく、今西さんには物凄く難しいソフトシューズ・ナンバーを振付しデュエットした我らが松本晋一先生は現在、タブロイド判夕刊紙日刊ゲンダイにロープウェイ・コラムを連載中です。毎週水曜日に掲載されてますのでぜひぜひご一読くださいね(バックナンバーがコチラからお読みいただけます)。
 来年5月上演の『東京リズム劇場』での松本ワールドを皆さま今からお楽しみに!

 最後に天野はその『東京リズム劇場』で振付して頂いた沢山の難しい振付と悪戦苦闘の毎日です。出演者有志との自主練も欠かせません。年末年始は29番目の女性パートナーとのデュエット・ナンバー創りのためスタジオにこもる予定です。

※写真の掲載は承諾を得ています。

天野 俊哉



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