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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1553 スタジオタップ72第25回記念発表会にゲスト出演いたしました(その@)
 12月15日(土)16日(日)の両日、品川きゅりあん小ホールで開催された今西康之さん主宰のスタジオタップ72/第25回記念発表会にゲスト出演させて頂きました。
足を運んで下さいましたお客様どうもありがとうございました!

 さて、スタジオタップ72はフランスでタップダンスを修得した今西康之さんが渋谷に開いたスタジオであります。フランスなんて聞くと、さぞモダンな粋な雰囲気を想像されるでしょうが、今西さんのスタイルは真逆で、かつての野郎だらけのグループ一世風靡を思わせる硬派なイメージ、そうそう賀来賢人さん主演の大人気テレビドラマ『今日から俺は!』の世界観、学ランは着てませんでしたが。彼らがひと度舞台に登場すると熱い!熱い!熱い!
 とにかく熱かったあ!
 この今西さん、NTDには2000年より連続で出演してきましたが近年はお休みしてます。私と今西さんが特に親しくなったのは、2010年のNTD代表者ナンバーで振付の松本晋一先生からデュエットパートを頂いてからです。また、これを機にお稽古後に〜美味しいランチを楽しむ〜がコンセプトの松本先生と今西さんの《東京グルメボーイズ》に私も参加させていただく様になりました。

 今年の5月頃、今西さんから突然の電話がありました。驚きました!
 だって今西さんは、どんなに親しい間柄でも連絡はメール、と割り切っている方だからです。
 「天野先輩(彼は私をそう呼ぶ)と晋ちゃん(彼は松本先生をそう呼ぶ)にうちの発表会で踊って頂きたいのですが?」少しばかり興奮した様子でした。
 スタジオタップ72の25周年を記念する発表会にですよ、誰が断れますか?
 はい、もう即答でした。
 ただ、“私と松本先生”ではなくて今西さんが私達それぞれとデュエットをする企画とのこと。なるほど。
 私達は夏のお盆の時期からお稽古始めました。それは、松本先生がアメリカから来日する前に私の(簡単な)ナンバーを仕上げてしまった方が良いと思ったからであります。

 さて、渋谷駅を降りて宮益坂を青山学院大学方面にテクテクのぼって行きます。私の場合、特に気をつけているのが、かつて青山劇場があったこどもの城まで自然と歩いてしまう事であります。今まで何度引き返してしまった事か?
 東急の教室が再開発の為に無くなり渋谷に中々来なくなったので、チャンスとばかり街中ウォッチングに夢中になります。宮益坂の左側を眺めながら行くとついつい色々な店の前で立ち止まってしまいます。
《ハリネズミ君のいるカフェ》
《傷ついたダンサーが集まるBARキズキ》etc.
 そして、宮益坂を上がりきるちょっと手前を左折をすると今西さんのスタジオです。エレベーターに乗り込み地下2階に向かいます。ドアが開いた瞬間、私を爆音が迎えてくれます。ある時はサザンオールスターズ、ある時は氷室京介さん、ある時は布袋寅泰さんなど我々共通の好みの音楽をバックに「天野先輩お待ちしてましたあ!」と爆音を消すくらいデカイ声で迎えてくれます。
 その後たっぷりお稽古するのですが、本番近くなった12月あたりから「天野先輩や晋ちゃんとのデュエットの稽古はぼくの至福の時間です!」を何度も繰り返すのです。思えば今西さんとはグルメボーイズの会を除けば、一緒に稽古したり踊ったりする機会がもう無いのですね。
 さみしい!うん。
 8月から12月まで楽しくたくさんお稽古しました。私の振付はいたってシンプルなので皆さまあっという間に覚えて下さるのですが、その後が何故か大変とのこと。近年の相手役である柏田千夏さん、石井千夏さん、西村麻亜沙さん、Akkinさん、岩田映子さん、増田千草さん、そして今回の今西さんに至るまでなんと10時間以上も稽古をして下さったのです。
 ありがとう!

 さて、夕方に稽古が終わると私は次の教室に向かうことになります。そんな時、今西さんはわざわざ用事をこしらえて私を送ってくれるのです。やっさしい!
 サヨナラした後も(多分)私の姿が見えなくなるまで立ったままなのです。よく美容室なんかでお客様を店の外で見送る光景が見られますがあんな感じです。
 ありがとうございます!

 それでは会場のある大井町に移動するとしましょう。

天野 俊哉



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