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Vol.1527 タップダンス・フェスティバルと松本先生の日経デビュー
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10月最初の週末は銀座博品館劇場での『タップダンス・フェスティバル2018』から。
今西康之さんの『スタジオタップ72』が参加しなくなってからすっかり足が遠のいてしまった『タップダンス・フェスティバル』ですが、土曜日昼のチケットをご用意頂けたのでうかがう事に。ただし、時間の関係で拝見出来たのは、わずかに3団体だけでしたが。
前日までの冷たい雨もすっかり上がり、再び夏日を思わせるじとーっとした朝を迎えた土曜日。午前中のクラスを終え、直ぐに神田から新橋に移動し、書店で『歌劇』誌と『キネマ旬報』誌の最新号を購入。劇場近くのモスカフェでランチなどをしながら買ったばかりの本に目を通しました。
最近になって初めて博品館劇場のエレベーターに乗ることの大変さを知った呑気な私は、珍しく開場時間前にはそのエレベーター前に到着、早々と劇場入りする事が出来ました!
不思議なのがたった¥300のパンフレットを読んでる人の少なさで、かなりの人はチラシを拡げて指を指してました。NTDみたいに配布すれば良いのに、と思いました。知り合いがどのチーム、どのナンバーに出演しているか分からないのでは?
さて、主宰の福沢良一先生が代表者にインタビューをするという形にしてから、このフェスティバルもお客様との一体感が生まれたようです。以前は団体の出番が終わるや座席の1列がサーッと退場して行く、なんて呆れた光景をよく目にしたものですが、今ではお客様も大人しく着席したままですからね。
藤川誠さん率いる『Ms Tap Factory』
藤川誠さんは以前この公演でクラシックの曲を使ったり、幅の広い選曲はNTDの舞台とはまた違った楽しみ方が出来ました。今回の男性デュオ、藤川さんと女性デュオも曲がユニークで選曲のセンスの良さを感じました。そして2つのアカペラ。近年、アカペラ・タップの振り付けの割合が本当に増えてきましたが、やはり構成力や指導力に関して藤川さんの右に出るものはまだまだいない!と私は思っております。何と言ってもお客様からの拍手が違いますしね。
風真弘子さん率いる『風真ダンススタジオ・ステップス』
風真弘子さんとはかつて中川三郎先生の青山劇場でのリサイタル『It's Swell』でご一緒させて頂いた事があります。その頃の風真さんはガールズ・グループのリーダーとして出演されていて、確かワルツのナンバーを踊られてました。また、風真さんは著書を出されていてやはりその頃に読んだものです。近年は男性的なスーツ衣裳とワイルドな《KAZAMA》のイメージが強いのですが、とてもお綺麗な方なので大高純子先生の様な女性的な作品があっても?といつも感じていました。ただ今回は、風真さんは踊られてませんでしたがラストのニューヨークのナンバーは軽快で、何となく懐かしさを感じる好きなスタイルでした。
隆江さん率いる『隆江タップ・オブ・ハート・ダンス・カンパニー』
隆江さんのグループは生徒さん中心でしたが、隆江さんが振付してソロで踊った“Bianca”が収穫でした。とても力が抜けて踊り方もチャーミングでした。松本晋一先生を招いて一緒に踊るナンバーを用意、歌に踊りに仲良し二人旅を想わせる雰囲気でラブラブ度もアップしてましたよ。照明や引き幕のクローズを含めた松本先生の演出は流石だと思いました。
松本先生と言えば、フェスティバル前日の10月5日(金)の朝、半蔵門線の電車で仕事に向かう途中、橋爪麻美さんから1通のメールが飛び込んで来ました。
「日経朝刊に松本先生のロープウェイ記事が掲載されてますよん」
えっ?なに?
それって凄い!
早速駅の売店で購入してみました。多分、日本経済新聞を買うのって初めてかも。少し緊張しました!
テレビ、ラジオ、雑誌など取材経験が豊富な松本先生ですが、新聞というのはどうやら初めてらしいのです。メディアの中での新聞の役割や存在感はまだまだ強いので、紙面にロープウェイが、松本先生の顔写真が、そのロープウェイ愛が、言葉がしっかり残された事は素晴らしい価値のある事だと思います。本業のタップダンスにも触れている記事が素晴らしい。少年の様な純粋な心を持つ松本先生だからこそこれだけ魅力的なインタビュー記事になるのでしょうね。
今までに発売された
松本先生著『ロープウェイ探訪』(グラフィック社)
アウトドア雑誌『ランドネ』(エイ出版社)
ヤバい雑誌『エキサイティング・マックス』(ぶんか社)
等と共に大切に大切に保管しなくては!
それにしても情報源が麻美さんというのも凄いと思いませんか?麻美さんはきっと毎朝日経を隅から隅まで読んでいるんですね!
えーと何の話でしたかねぇ?
『タップダンス・フェスティバル2018』でしたね。
大脱線してしまいました!
タップダンス好きの皆さまのぶちギレ寸前のお顔が目に浮かびますわ。
残念ながら前半3団体の皆さんの出番が終わるやサッと席を立ち、新橋駅まで走り、さいたま新都心駅直通の電車に飛び乗りました。
めでたしめでたし。
天野 俊哉
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