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Vol.1479 スタジオGAMBA発表会『I'M HERE〜Color〜』(その壱)
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ユニークな発想が魅力の橋本祥先生主宰『スタジオGAMBA発表会』が1年半ぶりに開催されました。
「待ちに待った!」という表現がピッタリのタイミングであります。
頂いたチラシによると開催場所はムーブ町屋、ああっカレーの店ムンバイがあるとこですね。ただし、今回はパスしました!
発表会当日は出掛ける時間になると急に晴れ出しました。町屋に行く前に必ず立ち寄るのが、三河島駅近くの稲垣書店という映画関連の書籍が充実したお店。週末の土日しか営業をしていない変わりだね。前回来たのも確か橋本先生の発表会が日暮里界隈で行われた時でした。大きな道を挟んで駅寄りにあるケーキの店苺屋はこの日も混雑していました。町屋駅までは徒歩で10分ほどで到着。
余裕で家を出たのに案の定会場に到着したのが12時半、ちょうど開場の時間ぴったりでした。
ロビー花をパチリと1枚、場内の音響席に飯田さんを発見したのでご挨拶を。
頂いたプログラムをゆっくりと読むも32曲とは凄い曲数!アナウンスによると上演時間は2時間25分、橋本先生から頂いた情報よりも10分も長いではないか?
一生懸命このコラムを打っていて、ふと顔を上げると場内は既に満席です。
どの様な発表会になるのか?
最近、リズム劇場やらナショナルの舞台でご一緒させていただく事が増えたせいか馴染みの方が出てくるとついつい目がいってしまいます。また、前回個性的な踊りを見せてくれた金子信次さん、田平武さん、お芝居も魅力の郷寛樹さん、今もバリバリに踊られている佐藤菜保子さんにも登場されただけで思わずワクワクしてしまいます。
また、稽古期間のせいか分かりませんがいつもより短めのダンス・ナンバーが多かった様にも思えますが、逆にプラスに働いていたと思いました。ほとんどのお客様はダンスのプロではありませんので、次々とダンサーや衣裳や音楽が展開してゆくほうが楽しいはずです。なので休憩をはさんでの2時間25分は実にテンポが良かった!
オープニング“For a Day”は橋本祥&Cammy振付。河上莉音さんがセンターをつとめるヒップホップ・スタイルのジャズダンス。カラフルなパンツに、お揃いの白いパーカー。虹色のカラーの凝ったデザインは既製品?いつの間にか橋本祥先生が混ざって踊っています。
ボサノヴァを想わせるメロディにのせた加藤忠振付“Alles”は、男女ペアがシンブルなステップを丁寧に踏む。男性の茶系のスーツに女性のエンジのスカートのセレクトがいかにも加藤さん好み。
民族音楽を使いコンガの音が鳴り響く“Above&Below”を見ていたら何となく懐かしかった。というのも橋本先生のタップを初めて見た頃はよくこんなスタイルで踊っていたからです。最近こういう音楽、衣裳をあんまり見なくなりましたね。
すっかりGAMBAのメイン・メンバーになった若手の奥村さんのソロ・ナンバー“Denie Augen Denie Lippen”では、堂々とした踊りも見事ですが、オーソドックスなステップを大切にした橋本先生の振付が光る。
さて、昨年は美女を侍らせてダンディに踊られたおじさまをフューチャーした第2弾“Dixie Biscuit”。真っ赤なテーブル・クロスのかかったテーブル1つでナイトクラブを表現してしまう橋本演出。シルバーのリリアンを着た河上さんら美しい女性グループも素敵ですが、パントマイムでバーテンダーを演じつづける男性の方から目が離せませんでした。
発表会にうかがっていつも感心してしまうのがタップダンスと共に橋本先生のジャズダンスの振付です。例えば“Carnival Town”というナンバーの男女ペアの動きの豊かさ、ダンス?アクト?ムーブメント?アクロバット?はたまたパントマイム?1度頭のなかを覗いてみたいものです。
また、毎回思うのが作品のクオリティを絶対に下げない、こだわりです。ただし、これはスタジオGAMBA作品全体に言えることではありますが。先のおじさまをフューチャーしたナンバーもそうでしたが、黒燕尾服を着た4人のタップダンス“Don't Blame Me”でも、ベテラン2人が生徒をしっかりバックアップしながらナンバーをこなしていました。
バレトンクラスのComaki振付作品にまさかの“Flash Dance”が登場して河上さんがダイナミックに踊られたのは私世代には超嬉しかったです。
さて、河上莉音さんと共に日々成長しているのが首藤直子さん、“Sjuan”という珍しい曲を使ったソロ・タップ・ナンバーでは、ピンスポットを使わず舞台袖からの照明のみでイケメンぶりをみせつけてくれました。踊るのを少し止めて上を見上げる仕草は今までになく男っぽかった!
1部の最後を飾ったのが酒田速人作・演出のお芝居『縁活』。今回は武田千佳さんと4人の男女によるミュージカル仕立ての青春ドラマ。昭和の若者っぽかった!最近演技づいてる首藤さんの関西弁が笑えましたし、ギターをいじる仕草は加藤さんのアドバイスかな?楽しめました。
さあここで15分の休憩です。
天野 俊哉
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