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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1466 宝塚歌劇宙組公演
 1998年に誕生した宝塚5番目の組、宙(そら)組の20周年と新トップコンビ真風涼帆&星風まどかお披露目のダブル記念公演。

 1998年当時、この5番目の組誕生にあたり組名称が一般公募されました。宙組と聞いた時、ほとんどの人が宙を《そら》とは読めなかった?と記憶しております。私はこの年の春、初めて兵庫の宝塚大劇場まで出掛けてゆき、そして新しい組である宙組公演を観ました。作品は、小池修一郎演出の騎士物『エクスカリバー』と岡田敬二演出のレビュー『シトラスの風』で、姿月あさとさんがトップスターでした。

 5月の暖かい日、東京宝塚劇場に出掛けました。長らく使用しているスマホのカメラが作動しなくなったので、新しくなった日比谷の街も全く撮れず。特に劇場2階にあるカフェ・ラウンジでの特別メニュー「シトラスの果ゼリー〜三倍酢〜」という見事なネーミングのお菓子を皆さまにお見せできないのが残念。

ミュージカル・オリエント
小柳菜穂子/脚本・演出
『天は赤い河のほとり』
 少女漫画の原作を宝塚らしく華やかに舞台化。
 ただし、最初から最後までドーンと舞台上に置かれた10数段の階段(たまに盆が廻って反対側でセット・チェンジがある)、紀元前14世紀のコスチューム、大黒に暗めの照明とはお芝居に与えられた予算がいかに少ないか?を露骨に見せてしまったようで残念。トップ娘役さんが現代からタイムスリップするストーリー展開が楽しい。これまで宝塚で何度も上演されてきたコスチューム物の古めかしさを、真風さんと宙組のフレッシュな演技で心地好い作品にもってゆけたようです。

ロマンチック・レビュー
岡田敬二/作・演出
『シトラスの風〜Sunrise〜』
 岡田氏のロマンチック・レビュー・シリーズ第20弾。
 劇場のほとんどのバトンと予算をふんだんに使った贅沢三昧なレビュー。簡単に済ませられる場面も岡田氏ならではの拘りで見せつける!半分笑いながら仰け反ってしまいました!
 近年、演出作品の少ないベテラン岡田氏ですが、ファンは意外と多くてリピーター率も高いそうです。
 “アマポーラ”をはじめとするよく知られた音楽、“トロリー・ソング”で展開する華やかなミュージカル・ナンバー、しっとりとした“ミスター・ボージャングルス”、シチリアを舞台にしたドラマティックな、でも分かりやすい三角関係のダンス、これでもか!これでもか!と盛り上げてくるゴスペル・ナンバー“明日へのエナジー”、そして20年前のテーマ曲である“シトラスの風”。
 オーソドックスではあるけれども、2000人の観客を引っ張るのにこれだけ安定した内容も珍しいと思いました。帰り際、あちらこちらに“シトラス、シトラス、シトラスの風よ”とレビューのテーマ曲を口ずさむ人がいました。
 まずは大成功だったのでしょうね。

天野 俊哉


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