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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1451 NATIONAL TAP DAY 代表者ナンバー(その1)
 淺野康子さんのNTD出演記録を作成しながら困ったのが、近年の素晴らしい《代表者ナンバー》の曲名でした。プログラムにも無かったので思いきって振付をされた松本晋一先生に直接聞いてしまいました。
 すると曲名だけでなくアーティスト名までも教えて下さいました。感謝いたします。松本先生振付作品はその2でたっぷり触れますね。

1995年〜2005年
1995年の代表者ナンバーは、出演団体から佐藤昇先生(佐々木隆子タップダンススタジオ(以下、佐々木スタジオ))、冨田かおる先生、渡辺かずみさん、白井博之さん、牛丸先生のお弟子さんの5名が“Opus #1”のビッグ・バンド演奏をバックに踊られたのが最初です。ジャム・セッションとして牛丸先生のスタジオでの振付には佐藤先生の替わりに私も参加しております。牛丸先生の談話が長くて、なかなか稽古が始まらずイライラしたものです。

☆翌年1996年には、私のコラムによく登場する“Skin Deep”を、牛丸謙先生と向井好一先生のデュエットでスタート、天野俊哉(佐々木スタジオ)、大高純子先生、渡辺かずみさんと白井博之さんのバトル、穴田英明さんから冨田かおる先生、最後に全員出てきて訳のわからないステップを踏まされました?
 この年はさらにフィナーレ前にもうひとつの代表者ナンバー“In the Mood”がありました。こちらは小編成のバンド演奏でした。佐々木スタジオからは天野に替わり熊沢早苗さんが参加、各団体2名位の参加だったようです。久々にビデオをチェックすると、リハーサルでは元気に踊っている松本先生がやはり本番では消えていました。

☆牛丸先生亡き後の第二次NTD最初の年1999年
 松本晋一先生が初めて代表者ナンバーを演出・振付されました。
 上野にあった向井先生のスタジオでの稽古が懐かしい。先生のスタジオは滑りやすい床だったのでよく覚えています。
 冨田かおる先生に淺野康子さんらブルーチェリーズが絡む華やかな競演からスタート。私は初参加の橋本祥先生と短いデュエットをしました。
 最後、全員のラインナップから、杉本幸一先生がブランコに乗って天井から降りてくるなんて凄い演出でした。

2000年の代表者ナンバーは白井さん渡辺さんの希望で男性メンバーによる“Eubie”でした。セリフもたっぷりのお芝居仕立ての楽しいナンバーでしたが、私は稽古中に病気が発覚して不参加に。
 私の入院中に女性代表者達から「男性だけズルい!私達女性も踊りたい!」とクレームが出たらしく、退院したら女性代表者ナンバーも増えてましたっけ。大御所のN先生が加わった事でかなり大変な稽古だった様です。

☆大もめしたせいか、翌2001年は分かりやすく男女混合の企画が松本先生に託されました。
 これが《夢の競演》となりました。敬称略で以下の顔触れでした。
 向井好一&松本晋一
 みすみ“Smilie”ゆきこ&穴田英明
 白井博之&今西康之
 爆笑の渡辺かずみ&ブルーチェリーズ
 中川裕季子&藤川誠

そして最後に3ペア
 近藤千恵&穴田英明
 大高純子&押田勝年
 冨田かおる&天野俊哉

が杉本幸一先生の振付で踊りました!

2005年、シアター・アプルからアート・スフィアに会場が移り、第二次NTD最後の公演では今で言うところのアンサンブル・メンバーによるオープニングでした。
 “Sing Sing Sing”の曲でアンサンブルの合間に数名の代表者の先生方が絡みました。
 私と淺野さんは、このズラリと並んだ豪華なアンサンブルの後ろに板付きし、アンサンブル・メンバーが上下に割れて、フェード・アウトしはじめたタイミングでデュエット・ナンバー“Why Do l Love You”を踊り出したものです。
 現在では、日本タップ界になくてはならない男性タップ・ダンサー森田洋輔さんがこのアンサンブル・メンバーの一員として私達の楽屋に挨拶にきた日が懐かしい。

 つづく。

天野 俊哉


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