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Vol.145 成人の日を祝して 2010
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今から十数年前、天野先生のそのクラスの代講を何度か務めたことがありました。幼稚園の年長さんか、小学一年生くらいのその女の子は、レッスン中いつもニコニコしていて、とてもおとなくて可愛らしい印象でした。
それから七、八年後、私がPure Jewelsの原型となるクラスを開いた時に、塾に通う都合のため転入してきたその女の子は、中学生に成長していました。クラスで最年少だったのですが、先輩たちが集まる場には必ずいて、話を聴いていました。歳のわりにとてもしっかりしていて、でも自分が最年少ということを、きちんとわきまえていました。そして、何かあるたびに彼女は私やチームメイトにメールをくれて、私はうれしくて何度涙したかわかりません。本当に気持ちの優しい子なのです。そんな彼女、大髙日果里が成人の日を迎えました。昨年の髙橋沙希に続き、Pure Jewelsから二人目の大人の仲間入りです。小さい頃から見てきた二人が、成人するまでタップを続けてきてくれて、今は「NATIONAL TAP DAY」や発表会などで同じ舞台に立っています。本当にうれしいことです。
成人の日当日、スタジオでは、本番が迫った湘南台カルチャーセンターのダンス発表会のリハーサルをしていました。リハーサル後半に日果里ちゃんが艶やかな晴れ着を見せにスタジオに来てくれました。ピンク色の振り袖姿が日果里ちゃんらしくて、とても可愛かったです。私たちの時代はこんなに可愛い柄の着物なんてありませんでした。何といっても、柄にハートマークが飛んでいたのにはビックリ！髪型も飾りも昔とは大違いです。時代は進化しているんですね～。
カメラに囲まれて、まるでアイドルのような撮影会が始まりました。私はちょっと「スタートレック」みたいな格好ですが、少し風邪気味で着込んでいたので仕方なかったのです（笑）。
みんなからは、日果里ちゃんの好きなピンク色のブリザーブドフラワーがプレゼントされ、イチゴのタルトでお祝いをしました。私はチャコットで、チャコール地にピンクのタップの絵柄がプリントされたTシャツを見つけたので「これからもレッスンをがんばれますように」と願いを込めてプレゼントしました。とても可愛い絵柄なのでホントは私も欲しかったんですが、ラストの一枚だったんですよ～。でも、譲ったのが日果里ちゃんなので満足です（笑）。
ご両親も一緒にクルマでいらしていたので、お母様にはスタジオに入って頂いたのですが、お父様はシャイのようでクルマで待機されていました。かれこれ1時間以上は待って頂いたのではないでしょうか、ありがとうございました。ご両親は、愛情をいっぱいに注ぎ育てられて成人の日を迎えられことと思います。本当におめでとうございます。
そんな日果里ちゃんが、この4月からタップクラスのアシスタントになる勉強を始める予定です。まだまだ未熟ですが、愛情はいっぱいの持ち主ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
日果里ちゃん、成人の日、本当におめでとう。
淺野 康子
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