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Vol.1441 映画史上の名作16(渋谷シネマヴェーラにて)
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このGWに渋谷の名画座シネマヴェーラで久々に開催されるのが映画史上の名作シリーズ第16弾。
すでに4月21日(土)から始まっている関係で、2週目の4月28日(土)以降に上映される作品から気になったものを取り上げてみましょう。この週にはテレビ画面では堪能できない、劇場で観るべき名監督の作品が揃いました。
『第三の男』
キャロル・リード監督によるサスペンス作品、アントン・カラスのチターのメロディと共に記憶に残る。
全編にはりつめる緊張感を味わいたくなり、何度も劇場に通ったものです。
ジョセフ・コットン、ヴァリ、トレバー・ハワードそしてオーソン・ウェルズら俳優達がまた素晴らしい。
観覧車での主演二人のやり取りとラストシーンに注目。
さらに、近年発見された!というオーソン・ウェルズ監督のサイレント作品『ジョンソンにはうんざり』が上映されるのも貴重ですね。
『五本の指』
40何年ぶりに観て驚いたのがジョセフ・L・マンキーウィッツ監督のこの作品。
名優でありながらさほど興味の無かったジェームズ・メイスンですが、まあタイプ・キャストでしたねぇ。
昨年100歳で亡くなったフランスの大女優ダニエル・ダリューにもピッタリの役柄でした。これ以上は知らない方が楽しめます!
是非この機会に観て頂きたい作品です。
5月5日(土)以降の上映作品
『いちごブロンド』
《もうすぐ生誕100年コラム》で取り上げた女優リタ・ヘイワースがギャング役でならしたジェームズ・キャグニーを手玉に取るコメディ作品。可憐なヒロインを演じたオリビア・デ・ハヴィランドは現在も100歳を越えてお元気とか。
ワーナー映画の助演陣であるアラン・ヘイル、ジョージ・トビアス、ジャック・カースンらが脇を固める。
学生時代に観た時は、何となく大人っぽくてついて行けない作品だったので、この歳でもう一度観てみたいです。
5月12日(土)以降の上映作品
『化石の森』
ジェームズ・キャグニーと並ぶワーナーのギャング映画の大スターであったハンフリー・ボガートの出世作。本来の主役が演技派のレスリー・ハワードとベティ・デイビスであり、舞台劇の映画化なので凄いギャング映画を期待すると外しますがピリピリとした劇の運びが魅力です。
この最後の週は、マルクス兄弟の『御冗談でショ』、ビング・クロスビー&ボブ・ホープ主演の『アフリカ珍道中』、そしてミュージカル映画の名作、ジュディ・ガーランド主演の『オズの魔法使』などエンタテインメント作品が揃っていますのでオススメいたします。
天野 俊哉
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