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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1435 NTD2012 Y's作品“Four Brothers” & 2013 Y's作品“Lupin the Third”
 Y's設立6周年記念公演「PRECIOUS」が開催された2011年のNTDには淺野康子 & 天野俊哉の二人で、デュエット作品“In Our United States”での出演でした。
 どうしても出演したかったのか?何となく出演してしまったのか?なぜデュエット作品で出演したのか?今となっては謎なので淺野さんに確認したところ、「みんなをスタジオの初公演に集中させるためにデュエット作品にしました。NTDに出演しないという選択はありませんでした」とのことでした。なるほど。

 私達の師匠である佐々木隆子先生から、
《去るものは追わず 来るものは拒まず》
という教えがありました。多分、弟子達の中でその言葉を一番忠実に守っているのが淺野さんかも知れません。
 NTD2012では、非常にハードな“Four Brothers”を選曲して、しかも稽古をスタートしているにも関わらず、私が出演を希望したのでさあ大変。それでも慌てず「今からでも大丈夫ですよ」と淺野さん。ナンバーの途中に私が入り込めるパートを用意してくれました。感謝。
 淺野さんと6名のメンバーがあまりにパワフルに踊る姿にビビり、少しだけの出演ですか?いえいえ、実は最初から狙っていたのですね、そんな目立つ登場と引っ込みを。
 日本NTD史上最短出演記録を受賞したはずでした。ところが、その同じ年の舞台で私よりも短い出演のダンサーがいたのです。
 それがまさかのHIDEBOHさんでした。マイケル・ジャクソン・メドレーで、一瞬ステップを踏み、マイケルの有名な前に倒れる技であっという間に照明が消えてしまいました!わずか15秒位でした。しかも本舞台ではなく袖のエプロンステージの一角で。
 もう完敗。
 それでもリーダーの先生方からは「あんな少ない出番なのに主役みたいでズルい!」とやたら話題になっておりました。
 反省。

 NTD2013では、既に舞台で上演した作品“Lupin the Third”を選んた淺野さん。
 今回も同じ様に楽をしようと企んでいたのですが「天野先生には全部踊ってもらいます!」と淺野さんからは厳しい一言を。
 「だって他の皆さんは、全員振りを知っているんでしょう?」と逃げるも、「何とかしますから!」と今回も優しいお言葉を。
 《ベテラン、ヤング、フレッシュなメンバー》が示す幅広い年齢層で構成された淺野さん+12名の大所帯。
 特に、ジャズダンス+ガンアクションでイントロを飾る渡部さんのカッコ良さと、初出演の4人のお嬢さん達が魅力的でした。
 他の団体の皆さんから、かなり注目された演目でした。
 2015年のY's公演の映像コーナー「この10年で一番の思い出」で渡部さんが選んだ一枚が、右の写真でした。

天野 俊哉


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