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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1432 NTD2007 Y's作品“Latin Soul Syndicate”
 淺野さんは佐々木隆子タップダンス・スタジオ時代の2001年、『ナショナル・タップ・デー』の為に“Cotton Club Stomp”の振付を担当しています。その頃の佐々木スタジオでは、選曲・キャスティング・指導スケジュール・衣裳等は全て制作サイドが決めていたので振付担当は振付と指導に限られてました。
 ちなみに1991年から2005年までのNTDで、佐々木スタジオ作品29曲の中で振付を担当した女性は隆子先生を除くと淺野さんただ一人でした。かなりの大役でした。
 2001年は、松本晋一先生の構成・演出で淺野さんのナンバーがオープニングに選ばれました。白紗幕に各スタジオ紹介の映像が写し出され、最後に蒲田のスタジオでの稽古風景のストップモーション、バサッと白紗幕が落ちてダンサーズが踊り出す!という素晴らしい演出でした。大きなカメラを持った松本先生が全てのスタジオで撮影して廻りました。

 淺野さんがY's Tap Dance Partyを設立した翌々年の2007年に、穴田英明先生をリーダーとした新しいNTDがスタートしました。もちろんY'sもお誘いを受けたので、「さあ、お手並み拝見」の気持ちでした。しかも「大きなメルパルクホールの舞台で何をやるのかな?」楽しみでした。
 この公演前の約半年間に淺野さんが抱えていた舞台は、9月に博品館劇場での『TAP DANCE FESTIVAL』、11月に川崎での『第3回Y's発表会』、2月に『2007年の東京リズム劇場』東京公演と浜松公演等、かなりハードでした。

 私はこの初年度のNTDではスタッフを抜けていたので、単に一観客としてメルパルクホールに出掛けて行きました。もちろん3公演全てを観ました。
 この2007年からのNTDの恐い所は、ちょうどアカデミー賞に作品を出品するみたいな緊張感です。初期の様に何曲も出せない、たった1曲だけなのですからね。
 しかも淺野さんは初めて自身の団体での参加でしたから。
 曲はラテン・ナンバーである“Latin Soul Syndicate”を選びました。
 先ずは彼女の秘蔵っ子である女性グループのほとんどを封印して、押田勝年君と橋爪麻美さん、そして舞台経験の豊富な仲間7名を集めました。長く稽古に通っているベテランの生徒も含まれていましたが、淺野さんのハードなスケジュールに加え、当時のY'sは根岸や川崎のレンタル・スタジオを借りてのリハーサルでしたので、稽古時間が節約出来るこのキャスティングはお見事でした。
 プログラムのコメントには《個性的なメンバー、稽古場のハイテンションを舞台までもって行けるように!》とある様に8名で挑んだY's作品はハイテンションでしたが、やはりNTDの大舞台は広すぎた?大いに課題は残ったようです。

天野 俊哉


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