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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1422 NTD1995年秘話〜なぜ私達は返り咲けたのか?
 どうした理由か1994年にシアターアブルでのNTDは開催されませんでしたが、その年の秋、11月20日(日)中野サンプラザで開催された牛丸先生主催のNTDのスピンオフみたいなダンス公演に、当時の私の生徒で友人の向井雅之さんがまさかの出演をしました。
 向井さんはタップ・インの小田茂さんとアメリカ帰りの渡辺かずみさんとトリオでタップダンスで参加しました。私としては珍しく向井さんにお菓子の差し入れなどを買って会場に。

 不思議とこれからのNTD公演の未来を見せられた様な気がしました。特に自分の団体を結成した冨田かおる先生とソロ・パフォーマーの渡辺かずみさんの存在感に驚き、そしてひかれました。
 何かの力がかけられたように牛丸先生の楽屋をたずねました。そして、向井さんの為に買った差し入れのお菓子を牛丸先生に差し出して「先生に会いに来ました!先生、うちのスタジオを次のNTDに出演させて下さい!」と頭を下げたのです。
 凄いウソ。ホラ。詐欺師。
 次の年にNTDがあるかどうかも分からないでそんな事言うなんてね?ところがどうでしょう!翌年の4月に再びシアターアブルでNTDが開催されると言うのでビックリ。

 1991年公演以来の参加となりましたが、ご一緒した団体は向井好一先生のスタジオ・ブンブンと牛丸先生のケン・タッパーの方々だけ。他の団体の皆さんはどうしてしまったのかな?

 渡辺かずみさん
 白井博之さん
 冨田かおるタップダンスカンパニーの皆さん
 JUN TAP STUDIOの皆さん

とは初めてでした。あとジャズ・ダンスの団体とか、あまり有名でないジャズ歌手の方とかが参加されてました。
 思えばこの少ない団体数でシアターアブル3回公演の全チケットを受け持った訳ですから、チケット・ノルマってスゴかったのですね!300枚から400枚位だったかな?忘れましたが。
 この1995年公演は第1部が各スタジオごとの演目、第2部がビッグ・バンド演奏でのショー・タイムでした。
 参加団体も少なかったので時間は使い放題、代表者によるジャム・セッションもありました。
 “Leave Us Leap”
 “Broadway Rhythm”
 “Four Brothers”

 3曲共私が振付しましたが、“Four Brothers”の最後は隆江さんにお願いして彼女らしいユニークなジャズ振りを付けてもらいました。
 衣裳にはかなりのお金をかけ、豪華な作品に仕上がりNTDの舞台に見事返り咲けました。

 赤坂での打ち合わせ会は無くなり、九品仏の牛丸先生のご自宅兼スタジオに集まることが増えました。とにかく牛丸先生の脱線したお話が長くて、なかなか解放してもらえず苦労しました。皆さん牛丸先生のご機嫌を損ねてはいけないので大人しくしてました。
 また、この公演を機に、渡辺かずみさん白井博之さんと親しくなり、向井雅之さんを加えた4人で毎月飲み会を開くようになりました。師匠同士が犬猿の仲だった事から、その弟子である白井さんと私が友人になれたのは奇跡的な事だと思いました。

天野 俊哉


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