TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.1406 HAND-CLAP DANCE GYM発表会B
 江戸川区の総合ダンス・スタジオの老舗とも言うべきハンドクラップ・ダンス・ジムの発表会が江戸川区総合文化センターにて、約4年ぶりに開催されました。

 15分の休憩が終わりました!今回のプログラムを見るとショー・ナンバーの多くは第2部の様です。
 華やかなミュージカル映画風のイントロで、緞帳が上がると黄色いベスト、白いブラウス、黄色いスカートそして帽子を持った女性ダンサー8名が踊り出します。
 振付はもちろん藤崎光代さん。“Broadway Rhythm”の曲から女性のソロで“Dancing in the Dark”がたっぷり入って、再びアンサンブルに戻ります。
 凄い!もうここが新小岩だなんて思えない!
 続いて、子供たちを中心にしたディズニー映画のメドレー。青いベレー帽、ストライプのシャツの衣裳がお洒落。

 暗転でタンゴの曲が流れ、続いて舞台にタップのリズムが鳴り響く!ホリを赤く染めた照明が渋い。
 ああっ、加藤さんのタップだ。これですよ、私が聴きたかったのは。
 しかも舞台上手の彼はシルエットで限りなく暗く、加藤さんと判別が出来ない。お得意の“Liber Tango”を、今回はこんな形で踏みはじめるなんて罪なヤツ。しかもスモークまでたきはじめた頃、ようやく素性を明かす!
 すると今度は下手のホリが青く染まり、女性ジャズ・ダンサーが踊り出すのですが、これが藤崎さん!
 客席から観ると、上手の加藤さんと下手の藤崎さんが2つに分離されているのです。しかもタップとジャズです。それぞれがスピードもテクニックも落とさずに勝負したわけですね。素晴らしすぎるアイデア。二人が同じ振りで動く部分は最小限にしてありました。あんまり興奮してしまい、どんな風に終ったのか記憶がありません。

 プログラムによるとAkkinさんは、“Atude”という曲目をソロで踊るらしい。
 舞台センターでサス明かりでポーズを取る彼女の衣裳は、青い上着、グレーのスカートそして薄手のマフラーというシティ・ファッション。加藤さんとも違った力強いステップで一気に客席を引き込む。
 次の瞬間「えっ?この曲って?知ってる」
 頭のなかでもう衝撃が走りました。
「まさか?ガーシュインのクラシック曲“ラプソディー・イン・ブルー”!」
 私の大好きな曲。
 でも、これをタップで踊った人なんて初めてでは。
 彼女の表情と奏でるリズムがこの名曲にピッタリ融け合ってる。感動。
 気が付くとホリには星を散りばめ、青の濃い照明が当たっていました。もう夜のニューヨーク。新小岩なんだけど。
 さらには、これピアノ演奏だけでした。実は私の中ではフル・オーケストラの演奏が聴こえていたのに。
 この日、キャリア絶頂期とも言えるAkkinさんの見事な作品に出会えてラッキーでした。
 終演後、加藤さんAkkinさんにそれぞれの作品の素晴らしさを伝えたところ、お二人揃って「松本さんに色々直してもらったんですよ」との事。なるほど、一流の振付と踊りに、的確な演出が加わって傑作を生み出したのですね。

 タップダンスをはじめ凄いダンスの連続でした。
 私達が前回の『東京リズム劇場』で踊った“美女と野獣”の曲がバレエで登場しました。女性ダンサーがレストラン「アンナ・ミラーズ」のウェイトレスさんっぽいキュートな衣裳で踊る姿も驚きでしたが、二人の男性ダンサーの跳躍力と言うか脚のバネが凄くて圧倒されました。そして最後は、藤崎光代さんが振付、藤崎さんらベテラン・ダンサー5人による“スイングしなけりゃ意味がない”。
 キャスト全員が一人づつ挨拶をするフィナーレまで手に汗握るパフォーマンスの連続でした。
 皆さまお疲れ様でした!
 あまり間を空けず、次回の発表会を開催して頂きたいものです。

天野 俊哉


↓バックナンバーもぜひご覧ください
Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.