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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1355 『アウトレイジ最終章』にY's取材班出演?
 北野武監督の話題作である『アウトレイジ』シリーズの存在を知ったのが、前回の『東京リズム劇場』稽古中の男性更衣室でした。
 白川希さんと森田洋輔さんが何やらDVDの貸し借りをしていました。
 「ミュージカルのDVDですか?」と声をかけると
 「いえ、これです!」と見せてくれたのが映画『アウトレイジ』のDVDでした。
 いつからヤクザ屋さん映画に興味を持ったのか?
 白川さんに聞いてみると、『プレイガール』での役作りからだとか。
 『2016年の東京リズム劇場』の昭和ドラマ・シリーズで登場した『プレイガール』の事ですね。
 あの時は男性キャストの多くがヤクザ屋さんの手下の役を演じたのです。まあ、最後は正義の味方であるプレイガールの女性達にボコボコにされてしまうのですが。
 どんな演技をしたらサマになるのか?
 皆さん悩みました。
 私は寡黙な“ジャック・ナイフの俊”という一言も喋らない楽な役でしたが、どちらかと言うとペラペラ喋りまくるタイプの役だった白川さんが参考文献として取り上げたのが映画『アウトレイジ』だったという訳です。
 私も彼等から『アウトレイジ』のDVDを借りて本編や特典映像なんかを観ていたら、これが中々面白い。
 そして、この秋についに最新作が劇場公開されるとの情報が。
 さらには、Y's取材班さん?が今回の『アウトレイジ最終章』に出演されている!との情報まで得たのです。
 これは絶対観なければ!
 劇場公開に先立ち、テレビ東京ではご丁寧に今まで製作された2作品と共に特番まで放送されましたので一応全てを観て予習を。
 「何だバカ野郎!」なんてタップ・ダンスの世界ではご縁の無い台詞ばかりがインプットされてしまいました。

 いよいよ劇場公開となるや日本列島は季節外れの真夏日。これこそ『アウトレイジ最終章』の鑑賞日和というもの。
 そんな昼下り、1通のメールが!
 白川さんからだ。
 何々?「たった今、観てきました」?
 さすがだ!白川さん。
 と、いう訳で私も出かけてきました楽天地。
 楽天地を知らない?
 錦糸町にある、今どき《入れ替え制》を導入していない良心的な映画館であります。
 しかも柄が悪い。
 本物のヤクザ屋さんなんかもみえる雰囲気。
 こうした映画を銀座の小綺麗な映画館で観るなんてバチあたりですぜ。
 早めに劇場入りして次の回を待ちました。
 前に並んでいる大人しそうなおじさんは多分12年位別荘暮らしをされてたに違いない。
 ひとり後のメガネをかけた紺の背広を着た大人しそうな男性もきっと暴力団さん関係者に違いない!
 映画が始まる2分前には何とお相撲さんが。いくら両国の隣街でも何で『アウトレイジ』に来るんだ?
 ああっ、スリリングな場内だ。
 スマホの着信音が絶対に鳴らない様に7、8回確認しました。

 やたら長くなりそうなので、Y's取材班さんを中心に話をすすめると、この方《血しぶきが似合う実力派悪役俳優》らしく、北野武監督作品映画への出演はこれで4作目、監督の娘さんのデビュー曲PVも入れると5作目とか。北野監督から5回もオファーが来るのだから凄いですね。
 関東の山王会と敵対する関西の花菱会の幹部役をされているらしい。多分、あっという間にお殺されあそばれるのでしょうから、映画が始まったら瞬きせずにじっくりスクリーンを睨み付け、いえいえ、スクリーンを見つめなければいけませんね。
 ちょっと疲れそうだな目力。
 宇都宮の某ホテルでの花菱会の出所パーティ会場に北野武さんと大森南朋さんがマシンガンを手に乗り込む場面で、そのお姿を確認いたしました。
 Y's取材班さんは、何百人もいる役者さんの中でも超目立つポジションにて撃たれ待ってられました!
 そしてベストポジションで派手に撃たれました!
 そして、ラストのクレジットでもそのお名前をしっかり確認いたしました。

 日本列島を揺るがす話題作への出演という事でさらにキャリアアップされた、われらがY's取材班さん。これからも応援しておりますね。

天野 俊哉



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