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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1347 オススメ『マイケル・ジャクソン来日秘話』
 1966年に来日したビートルズの日本武道館公演を招聘したのが、伝説の呼び屋永島達司氏であることは良く知られています。
 そう、私などは海外の大物スターを日本に呼ぶのはプロモーターの仕事だと、今まで信じてきました。
 先日、書店で白井荘也著『マイケル・ジャクソン来日秘話』なる新刊書を見つけました。
 マイケル・ジャクソンが初めて来日してからちょうど30年目になるわけですね。
 私がこの本を直ぐに購入したのには大きな理由がありました。
 あのマイケル・ジャクソンを招聘したのが、プロモーターではなく、日本テレビの制作出身で、当時は事業部に所属していた白井荘也氏であったことです。しかもこの方、敷居の高いテレビ局にも関わらず、出身が成蹊大学!というのが驚きました(レベルがどうのという意味ではありません)。ただ、実は学歴ではなく、ジャズ・ピアニストとして米軍キャンプ等で活動していたキャリアが認められての日本テレビ入社とのこと。音楽番組における白井氏と初代ジャニーズやドリフターズのエピソードも楽しく読みました。

 1986年、白井氏が制作部門から事業部に移動し、私共には大変縁のあるミュージカル『アニー』の制作に携わった矢先に、という辺りから凄く面白い、スリリングな展開になって行きます。
 これから購入して読む方もいらっしゃると思うので、あまり詳しくは書けませんが、白井氏とマイケル・ジャクソンを巡り会わせたのが、1960年代に日本でも人気の高かったオズモンド・ブラザーズのジミー・オズモンドであったそうです。私は幼少の頃から彼らのテレビ・ショーを必ず観ていたので、本当にビックリしてしまいました。
 全く白紙の状態からマイケル・ジャクソンほどの大物を来日させ、コンサートを行う事の全てが書かれています。この本に掲載されているマイケル・ジャクソン絡みの写真やコンサート会場の図面等、貴重な品々は全て白井氏個人のものです。
 私にとって特に興味深かったのが、来日コンサートの入場料を幾らにするか?の話し合いで、日本側が「1万円で」と言うと、マイケル・ジャクソンのマネージャーのフランク・ディレオが「マイケル・ジャクソンがフランク・シナトラより高いとはとんでもない!」と怒りだし、結局6500円にダウンさせられた。
 また、契約書に「もし戦争が起きたら?」なる興業中止の項目があって揉めたそうですが、現在の日本ならばこの項目が加えられるのが自然というのも実に残念な事ですね。

 当時、横浜スタジアムでのコンサートが日本テレビで中継されたのはマイケル・ジャクソン・ファンならずとも、記憶に残っているはずですが、実はリハーサルを収録したものを放送したそうで、これもかなり驚きました。白井氏はふれてませんが、今でも全世界で販売されている違法なブートレグ映像は、実はリハーサル映像だった訳ですから大いに笑いました。
 色んな楽しみ方の出来る本です。お時間のある方には超オススメの1冊です。

天野 俊哉



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