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Vol.1346 ミュージカル・ナンバーが楽しめる海賊映画
 このコラムでも度々取り上げる、書店で販売されているコズミック出版の10枚組DVD BOXシリーズ。
 西部劇、戦争映画、海賊映画等さまざまですが、そんな中意外にもミュージカルと縁のあるのが海賊映画であります。
 まだ、4セット(40作品)しか販売されていないのに、
 ジュディ・ガーランド&ジーン・ケリー主演のMGMミュージカル『踊る海賊』
 ボブ・ホープ&ヴァージニア・メイヨ主演のミュージカル・コメディ『姫君と海賊』
 など名作ミュージカルのタイトルを見つけました。
 もちろん、その作品の為だけに¥1800を投資しました。

 そしてこの夏に発売された《海賊映画パーフェクト・コレクション第4弾/大海原の無法者》には、まさかの2本が。

『浮かれ姫君』
 1930年代から40年代にかけてMGM映画で人気の高かったオペレッタ・チーム、ジャネット・マクドナルド&ネルソン・エディのクラシックミュージカル映画大作。実はわたくし、沢山製作されたこのチームのミュージカル作品を全く観ておりませんでした。
 オペレッタの食わず嫌い、さらには日本語字幕入りのビデオやDVDが発売されなかった事も手を出さなかった理由ですね。
 はたして海賊映画と言えるのか?分かりませんが、MGM映画らしく、お金をふんだんに使ったスケールの大きな作風は、それだけで合格点をあげてしまうほど。
 男性のネルソン・エディの魅力はよく分かりませんでしたが、表情豊かで美しいジャネット・マクドナルドにはビックリ、大きなスクリーンに栄える女優さんだな、と感心してしまいました。

『血に飢えたデイブ』?
 コズミック出版が勝手に付けた題名ですが、パッケージの写真にはドナルド・オコンナーの顔が!
 ドナルド・オコンナーと言えば『雨に唄えば』の大スター。そんな彼が、ユニヴァーサル映画で主演した『Double Crossbones』ですね。1950年代のSF映画のカルト作品『Invaders from Mars』の主演女優として知られるヘレナ・カーターを従えた大作です。
 ドナルド・オコンナーのタップダンス・ナンバーは酒場で見せるものがひとつですが、海賊の衣裳姿が似合わないスーツ姿よりも素敵で、シチュエーションにも無理がないので、才能がある割にはつまらない映画でのドナルド・オコンナーのソロ・ナンバー中では出色の出来。また、アクション場面も運動神経抜群の彼らしくバラエティに富んでいて笑えました!

 さて、その他の海賊柄みの8作品の多くはテレビの深夜劇場で観たものばかりでしたが、今回初めて観たのが『船乗りシンドバッドの冒険』でした。
 サイレント映画時代にハリウッド映画を代表する大スターを父親に持つ2代目のダグラス・フェアバンクス・ジュニアと、数年前に亡くなった“テクニカラー映画の女王”モーリン・オハラが主演。アンソニー・クインやウオルター・スレザク等、ハリウッドを代表する悪役スターが脇を固めた楽しさ一杯の海賊映画でした。話がそれましたね。
 今回は、ミュージカル・ナンバーが楽しめる海賊映画を取り上げました。

天野 俊哉



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