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Vol.1336 絵本塾ホールにて真夏のタップ・ライブ(後編)
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レオナさんのパフォーマンスを受けて登場したのが、まさかのAkkinさん。「女性の次は男性かな?」と予想していたので驚きました。「さすがのAkkinさんもレオナさんの後ではどんなパフォーマンスをするのかな?」と少し気になりました。
Akkinさんの衣裳は、ブルーの半袖ノースリーブに赤いふんわりスカート、ネックレスのデザインが目を引きました。しかも黒のハイヒールを履いて女子力100%のAkkinさん。
デューク・エリントンのジャズに合わせてキュートに踊るAkkinさんに合わせて、いつの間にかレオナさんもベージュのハイヒールを。ここでの女性デュオは、あくまでキュートに徹していて、お客さまからも笑顔がみられ、とても楽しまれてる様でした。
レオナさんを生かした振付にも工夫がみられ、改めて振付師としてもAkkinさんは日々成長しているのだなぁ〜と嬉しくなりました。
Akkinさん
レオナさんとの女性デュオが終ると、場内は薄暗く。椅子に座ったAkkinさんは、ハイヒールからベージュのタップ・シューズに履き替えます。
チャップリンの名曲を奏でるアコーディオンの音が聴こえてきて、タップを踏みます。表情豊かな彼女とチャップリンの音楽がとてもフィットするのですね。
やがて、アコーディオンからピアノに楽器チェンジをすると曲は“My Favorite Things”に。以前、「自分の大好きな曲です」とAkkinさんから聞きました。
加藤忠さんとのライブの時とは全く違ったスタイルで客席を魅了したAkkinさんのパフォーマンスを受けていよいよ今回の座長である森田洋輔さんの登場です。
汗をかいたAkkinさんにタオルとペットボトルの飲み物を渡す森田さん。
その間、ウッドベースとサックス奏者の方が二人スタンバイします。
森田さんファンが多いせいか?その優しさにやたら湧く客席。笑えた。
さて、ここでのデュエットがまた素敵でした。
森田洋輔さん
森田さんとも長い付き合いになりますが、アカペラで聴かせるタップの音が本当に綺麗で、ブラウンのスウェードのタップ・シューズもお似合いで、ダンディな魅力も増してきた様に思えました。さて、メインフロアの後ろにさらにタップ板が1枚敷いてありました。ここで、森田さん金具の付いていない白い靴に履き替えます。そして砂をまいてサンド・タップを披露。近年、このサンド・タップの存在も忘れられてきたので、こうして解説を入れてくれるのも嬉しかったです。
さらには、鈴木心理さんを呼んでビル・ボージャングルス・ロビンソンのオマージュ“Doin the New Low Down”をデュエットしてくれました。
今回のライブのラストは、ダンサーとプレイヤー全員による“Night in Tunisia”で、最初に登場した歌手の鈴木絵実衣さんの歌も登場しました。私はこの曲が大好きなのですが、この全員の顔合わせになるとタップ・ダンサーの皆さんも、プレイヤーの皆さんも、歌手の方も調和することによって、いい意味で至って普通になってしまうのですね。この大所帯の踊りと演奏を聴いていたら、個々にチャレンジしてきた今回の狙い、企画がどれだけ素晴らしいものであったか、改めて成功だったのだな、と感心してしまいました。
日曜日の午後、四ッ谷の閑静な住宅街でのライブはとても楽しいものでしたが、楽器やタップのハードな音が外にどれくらい“騒音”として響いてしまったのだろうか?“ファンなビート”として受け止めてもらえたのだろうか?次回も貸してもらえれば良いのですが。
そんな事を考えながら帰路につきました。
皆様お疲れ様でした!
おわり。
天野 俊哉
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