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Vol.1310 Y's発表会へ秒読み開始!〜Cool
 その時代を代表する、象徴する映画というのがありますが、ミュージカル映画の場合は後にも先にも「ウエスト・サイド物語」しかありません。残念ながら生まれていないので、この映画の登場がどれだけセンセーショナルな出来事だったのか、は分かりませんが。
 ちなみに今日、ジャニーズ事務所があるのは、映画「ウエスト・サイド物語」を観たジャニー喜多川さんが「自分もいつの日か、こんな素晴らしいミュージカルを創ってみたい!」と思ったからだそうです。
 シェークスピアの「ロミオとジュリエット」をベースにしたロマンティックなストーリー、2つの対立するグループの闘いを素晴らしいメロディとダンスで表現したミュージカル。

 私は映画を観る前からこのミュージカルの名曲集や、バラエティでの名場面集を沢山観てきました。
 一番豪華だったのが、TBSテレビの音楽番組「ホリデー」でした。1981年当時、宝塚歌劇団のスターだった大地真央さんと歌手の伊東ゆかりさんを中心に宝塚歌劇団の女性グループと、日本のプロフェッショナル・ダンサーズそしてタップ・ダンスの中野ブラザーズ様。かなり無理のある設定でしたが、物凄いパワーがありました。
 舞台では、1980年代に劇団四季公演を、1990年代に宝塚歌劇公演を観ました。JR有楽町駅の左側、新幹線の線路沿いに今でも建っている赤い屋根の建物が、宝塚歌劇団の宝塚1000days劇場(1998〜2000)として活躍していた、まさに柿落とし公演が「ウエスト・サイド物語」でした。最初は真琴つばささん率いる月組が、続いて稔幸さん率いる星組がこの名作を熱く演じました。

 面白いところでは、私達が出演した「東京リズム劇場」での《タップ名作劇場〜サウンド・オブ・ミュージック》でした。冨田かおる先生扮するマリアと出会ったトラップ大佐の私が、「マリア?」から「ウエスト・サイド物語」での名曲を想像してしまいます。二人でウエスト・サイド風に踊り出すと「大佐、作品が違います!」とマリア。
 やがて、トラップ大佐の子供たち(凄い顔触れでした!)までもが作品を勘違いして、マリアを囲んで指をならしながら“Cool”を踊ってしまいました。パオ!とか叫びなから稽古してましたね。

 劇団出身の押田勝年君ですから「ウエスト・サイド物語」のナンバーを歌ったり踊ったりの経験はあるのでしょう。指をならしながら“Cool”を歌い仲間を引っ張るリフ役なんて憧れたはずですね。
 生徒の皆さんが、どの様な“Cool”を見せてくれるのか?とても楽しみです。

天野 俊哉



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