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Vol.1289 「TAP -THE LAST SHOW-」
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《高額入場料金支払鑑賞者なわたし》
最近、映画館に行くことが増えたのですが、その度にがく然とするのがチケット・カウンターでのやり取り。
「大人1枚お願いします」というと何故か目の前に料金表のボードを提示されます。
大人¥1800
大学生¥1500
高・中・小学生¥1000
幼児¥1000
シニア(60才以上)¥1100
障害者割引¥1000
夫婦50割引¥2200
ファーストデー¥1100
レディースデー¥1100
等がズラーッと書かれていて、取り合えず上から順に一通り眺めます。
自分が¥1800であることは自覚しているので、いちいち見せないで欲しいのですが、見せられると一応「もしかして・・・」という期待の気持ちになるのですね。
結局、一番上の大人¥1800を指差して、仕方なく一番高額な¥1800を支払わされる事になるのですね。
考えてみたら、殆どの女性もこの料金なのですね。だから水曜日のレディースデーに殺到するのですね。混む理由が何となく分かりました。
今度試しにシニア辺りを指差してみようかな?¥700は大きいし。バレなければ良いわけだ。
《ザッツな見方》
雑では無くてザッツです。
かつてミュージカルの名場面が売りの映画「ザッツ・エンタテインメント」が公開された時に、2回から3回本編を観た後、前半部分のフランク・シナトラとジーン・ケリーのタップ・ダンスのデュエット“私を野球に連れてって”までを観てから映画館を出てくるという、これが《ザッツな見方》であります。
指定席・各回入れ替えシステムの今日ではあまり役立たないのですが、私の地元にはまだまだ終日何回でも鑑賞OKの映画館があるのですね。
今回の「TAP -THE LAST SHOW-」の様に《魂が鳴り響くラストダンス24分》みたいな売りのある映画ならば、ラスト30分前位に入場してその場面を観てから、休憩を経て本編を観よう!さらには良いタップの場面があったら、もう一度休憩を経て、そこまで観よう!と企みました。これが《ザッツな見方》であります。シツコイね。
でも、これなら¥1800の元も取れるというものです。
《そして、いざ映画館へ》
映画が公開される1週間ほど前から映画館で貰った100枚ほどのチラシを自分の全生徒に配布しましたが、それぞれのクラスで大変な盛り上がりをみせました。
ありがたい事です。
ただ、「先生も出てるんですか?」の質問には苦笑、何歳だと思っているのでしょうか。
さて映画ですが、133分という時間の長さが気になりましたが、水谷豊さんの記念すべき監督デビュー作品だから仕方ない。編集権が御本人にあるのかも知れませんね。
残念ながら私の鑑賞レベルでは水谷豊さんが監督としてどの程度のものなのか?分かりませんでした。
インタビュー記事等で御本人は「長いこと俳優業に疑問を感じながら演じてきた!」みたいな発言をされてるようですが、やはり俳優として一流だからこそ、今回の様に多くのマスメディアが飛びついた訳で、間違っても監督転向みたいな安易な方向には行かないで頂きたいと思いました。
性格の良い若手タップ・ダンサーの清水夏生君が主役として、ダンスだけでなく演技にも挑戦している姿が嬉しかったです。HIDEBOEさん以来のタップダンス界のスターとなりますように。
また、劇場で販売されている¥700のプログラムの最後のページには出演している若いタップ・ダンサー達の名前がズラリと掲載されていました。一生の記念になりますね。永くタップ界に残ってくれます様に。
天野 俊哉
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