|
|
| | |
|
|
|
|
| | |
|
Vol.1279 レイトショーに潜入〜Y's取材班を探れ!(起ノ篇)
|
|
皆々様、いつもくだらないエンタメ・コラムを読んで頂きまして、まことにありがとうございます。葉書や便箋や原稿用紙を目の前にすると、全く手が動かなくなり、今まで何十通もの手紙、何十もの作文の宿題を提出しそびれた私が、どうしたわけかY'sのエンタメ・コラムだけは継続出来ているのは、ひとえに私を叱咤激励して、スイスイと執筆させてくれるY'sホームページの管理人、取材班のお陰であります。
当初、私はこの管理人と取材班は、淺野康子さんだと信じて送信していたのですが、どうやら違うらしいのですね。
最近、ホラー映画の撮影現場に、その取材班が同行したコラムが掲載されました。撮影に同行したとありますが「もしかしたらこのホラー映画に出演しているのかも知れない?」と思った天野は、Y's取材班が一体何者であるか?真相を探るべく出掛けてみました!そう久々のホラー映画鑑賞に。
場所はシネマアート新宿、しかも夜9時からのレイトショーとのこと。
かつて、幾つものレイトショーに挑んでは、睡魔に負けてきました。
オーソン・ウエルズ監督、プレストン・スタージェス監督といったハリウッドの一流監督作品であろうと、エド・ウッド監督の様な三流監督作品でもひたすら船をこぎまくっておりました。それ以来20年近く、レイトショーからは遠ざかっておりました。
平日の夜、新宿駅から劇場に向かう私、新宿のネオンが懐かしい!
雑居ビルの7階にある古びた劇場の雰囲気に背筋がゾーッ。
この日集まった観客は約20名、うち若い女性が3名。男性は多分若いはずだけど皆さん私より老けてみえます。サラダは食べず、スナック菓子ばかり頬張るタイプで、お腹回りにはタップリ脂肪分が。
ホラー映画で、レイトショーという事から6本近く流れた予告編の全てが変でした。海でワイワイ楽しそうに泳いでいる男女、次の瞬間に出る《幸せ一杯のはずだった!》みたいな字幕が笑わせる。けど他のお客さん誰も笑ってない、、、。
「屍囚獄」
この映画、大好きだった大林宣彦監督の「HOUSE」を想わせる展開。
女性キャストは大人5名と子供1名。あとは男性ばかり。この場内の顔触れに近いかも?実は場内を見渡し、映画と同じ展開にならないよう密かに祈っておりましたよ私。
さて、肝心のY's取材班さんらしき人物ですが、何と3人いました。
ひとりめは天野という村長役のおっさん(たまたま役名が天野ってだけやん)。
ふたりめは赤い着物を着た少女で、私の歴代パートナーのICさんにソックリ。
「ちなごんの○○」というブログが面白いのでY's取材班の可能性はあり(でも彼女、今では淺野康子先生よりも背が高いので別人では?)。
最後のひとりは神社の宮司役の渋い声の男優さん。何処かで見た記憶が!他の男性達とは明らかに違った風格があって立ち姿にホラー独特の空気が漂う。
次に登場したらしっかり確認しようと待ち構えていたら、何と映画が終わってしまいました!?
えっ、場内が明るくなるや皆さん立ち上がって帰ってしまいました。
これってドッキリカメラか?
狐につままれた様な気分でロビーのポスターをよーく見ると、今週は《起ノ篇》で、《結ノ篇》は来週とあります。
こんなのイオレク・バーニソンが大暴れするやはり前編だけで終わった「ライラの冒険/黄金の羅針盤」以来のサプライズです。
確かに餌食になるはずの女の子達がいつまでも元気だったし、何処と無くテンポがゆっくりだったのは、前後編の為のものだったのですね。
来週もう一度¥1500払って鑑賞しなさい!という事ですね。
はいはい。
そうしますね。
劇場の外に出たら町中ゾンビだらけ!なんて事もなく無事に帰宅いたしました。
つづく。
天野 俊哉
|
|
|
|
|
|
| | |
|
|
|