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Vol.1266 冨田かおるタップダンスカンパニー公演「DANCING HEART 2017」
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5月5日こどもの日、冨田かおるタップダンスカンパニー公演を観に練馬文化センターつつじホールにうかがいました。
さあ、脱線しますよ。
驚くなかれ、冨田先生のスタジオ公演にうかがうのは21年ぶり。古い手帳をチェックすると
1996年8月18日(日)
中野(ゼロホール?)
とあります。
この日は、当時私が所属していた団体の「タップ・ダンス・ファミリーショー」が日本橋三越の屋上ステージで行われた日でもありました。
NTD公演で仲良くなった白井博之さん、東京リズムボーイズの松本晋一さん、穴田英明さん達が、このファミリーショーを観に来てくれ、終了後そのまま皆で冨田先生の公演を観るため中野に移動しました。
いくつかの事をハッキリ覚えています。
@この公演で、初めて関島邦江さんの振付作品を見ました。今は大阪で活躍されている江口祥子さんがキャストにいるミュージカル・ナンバーだった事。
A高槁しん子さんと薄井由美子さんが客席後方から歌いながら?かお喋りしながら舞台に。物凄くインパクトが強かった事!
B冨田先生がトークの中で、NTDの舞台に声をかけてくださった牛丸謙先生への感謝の言葉を述べられました。
そして、冨田先生は舞台上から牛丸先生を呼ばれたけれど、牛丸先生は見えてなかった事etc.
この日、牛丸先生は病み上がりだったので、会場にやっとたどり着いたそうです。終演後、冨田先生の楽屋を訪れた時、牛丸先生が見えていて、冨田先生にそう話されてました。
その後、この公演に見えていた近藤千恵先生や渡辺かずみさんも加わった大所帯で、中野駅前のカフェで牛丸先生を囲んだのですが、先生はサンドイッチをほんのひときれ口にしただけで残されてしまいました。声に張りが無く、数ヶ月前まで私達を怒鳴り付けていた元気な姿はありませんでした。
これが、牛丸謙先生と会うことの出来た最後の日となってしまいました。
で、「DANCING HEART 2017」はどうなったの?
皆さまのぶちギレ寸前のお顔が目に浮かびます。
では、2017年に飛ぶとしましょうか!
皆様ご存知の通り、冨田先生のスタジオは、この公演を最後に本拠地の高田馬場スタジオを閉鎖されます。
インストラクターの皆さんも独立をされます。
でも、《タップの世界に残るかたは多いはずだ!》
と私は信じ、決してラスト・パフォーマンスではないんだよ、皆さんの出発点なんだよ、と思いながら会場に向かいました。
招待受付には日下部美雪さんが、そして高槁しん子さんとNANAさんのお二人がまさかのモギリを。
何て豪華な受付でしょう!
ロビーには橋本祥先生がいらっしゃる。さらに白川希さん、RIKIYA兄さん、竹下恭平君らイケメン揃い。
客席も豪華だ。
全31曲。
休憩込み2時間半。
場内アナウンスは薄井由美子さんがユニークに。
休憩時間には、バレエの河野冬子さんと子供たちが。
東京リズム劇場でご一緒した小林るみこさん、村越隆さん、加藤愛さんらの顔が懐かしい。
どの作品も勉強になりましたが、21年前に冨田先生が振付し、NTD1996で初披露した“Broadway Swing”が嬉しかったです。しかも全く新しいキャストで踊るのですから!
SOUND KISSのメンバーであり、冨田かおるタップダンスカンパニーを支えてきた高槁しん子さん、薄井由美子さん、関島邦江さん、NANAさんらの作品を拝見して、改めてその実力を再認識いたしました。今後のご活躍を祈るばかりです。
冨田先生とメンバーの方が選ばれた“Cabaret”が、皆さんの豊かな表情を満喫出来るダンスで良かったです。
お疲れ様でした!
最後に、冨田かおる先生が現在育成されてるジュニアたちが素晴らしい。その中に、自然とわき出る様な豊かなフィーリングで踊る女の子までいるのでびっくりしました。
もうファンになりそうです。
天野 俊哉
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