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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1255 NTD2017オープニング・ナンバートリビアA〜マーク・シャイマンの音
 現在では「ヘア・スプレー」の音楽で有名なマーク・シャイマンが映画「アウト・オブ・タウナー」の音楽を担当しています。ただし、作曲をしているのか、編曲だけをしているのかは今のところ分かりません。

 私が初めてマーク・シャイマンの名前を聞いたのが、ビリー・クリスタルとメグ・ライアン主演のラブコメの名作「恋人たちの予感」の編曲者としてでした。当時、大変人気のあったハリー・コニックJr.に“It Had to be You”や“I Could Write A Book”等の名曲をビッグバンド・サウンドをバックに歌わせました。
 次がユアン・マクレガーとレニー・ゼルヴィガー主演のコメディ「恋は邪魔者」の編曲者としてです。
 ミュージカル・ナンバーよりも、マーク・シャイマンが作曲をした劇中のBGMが印象に残りました。
 マーク・シャイマンは、私や松本先生と同じ世代の人で、ハリウッド映画特有の大げさなストリングスをひかえ、ビッグバンドのスインギーなサウンドに、気がつくと重厚なストリングスが流れている!みたいな粋なテクニックを持っています。
 ストリングスの伴奏で歌うことを好んだ大歌手のフランク・シナトラの“Come Fly With Me”という曲を聴くと、マーク・シャイマンが得意とする編曲スタイルが理解出来るかも知れません。

 私の勝手な想像ですが、実は松本先生はマーク・シャイマンの編曲スタイルがお好きなのかも知れません。
 私の知る限り3曲ほど振付をされてるからです。
 ハリー・コニックJr.が歌った“We are in Love”。「2008年の東京リズム劇場」で森田洋輔さんが歌い、キャスト全員が踊ったオープニングで使用されました。
 映画「恋は邪魔者」で、マイケル・ブーブレとネリー・パーマーが歌った“Down With Love”。「2017年の東京リズム劇場」で、冨田かおる先生が歌い、冨田先生と選抜ダンサーが踊るナンバーに使用されました。
 そして今回の“Out of Towners”では、クラリネットやトランペットやピアノのソロイストが名手揃いで、スイングしているビッグバンド演奏に、ストリングスを中心としたスタジオ・オーケストラが加わる大編成での演奏。多分、映画ではニューヨークの街を映したオープニングのタイトル・バックの音楽か、スタッフやキャストの名前がズラッと並ぶエンド・タイトルの音楽か、はたまた追っかけ場面のBGMだったりして。

 どちらにせよ、無数にある音楽の情報の中からNTDのオープニング用に、代表者ナンバーとしてこの様な素晴らしい音楽を選曲してしまう松本晋一先生には毎回毎回驚かされてしまいますね。

天野 俊哉




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