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Vol.1233 すべてがタップ・ダンスというライブ〜「BE CRAZY」後編
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加藤忠さんのタップ・ダンス・ライブ「BE CRAZY」。
今回のライブでは、最前列に座れた事から、タップ・ダンサーの方々とミュージシャンの方々のやり取りも全部拝見出来ました。加藤さんは譜面までも自ら書いてしまうそうで、あうんの呼吸以上のものが感じ取れました。
また、4人のタップ・ダンサーの個性あるタップの音をじっくりと聴かせて頂きました。上手く表現出来ませんが、私なりに書かせて頂きますね。
加藤忠さんのタップの音は、板との探りあい、軽いタッチの心地よさを楽しんでいるみたい。ちょっぴりナルシストで、自分の音に酔っていたりしてる。お客さんの存在を忘れる事もしばしば?
“Imagine”のソロを見てそう感じました。そして、“Night and Day”こそは加藤さんの最高傑作だと思います。3人の魅力を上手く引き出した加藤さんの振付センスに拍手。客席から拝見出来て嬉しかった。
森田洋輔さんのタップの音は本当にキレイ。(タップに対して)几帳面な彼らしく音も確かで、嘘をつかない感じ。タップ・ダンサーに不可欠なお洒落な雰囲気は今やナンバーワン的存在。
唯一の甘いナンバーAkkinさんとの“La Vie En Rose”の然り気無い優しさが最高でした。女性が本舞台、男性が花道で踏み始める演出も、王子様座りをするラストのポーズも上手かった!
Akkinさんはすべての音を完璧に出すタップ・ダンサー。ボールを置く時も、ヒールを置く時も、キチンと考えながらと置いている様です。ごまかさない?って感じ。それでいながら、常に踊る事、ステップを踏む事を楽しんでいる、ただただ凄い人。
“Sunny”というソロ・ナンバーではインプロの底力も見せつけてくれましたが、加藤さんとでも森田さんとでも、うまく相手に寄り添いつつ、自分を出してゆけるのはAkkinさんならではの才能ですね。
そして成川直人さん。ひとつひとつの音が、太くてしっかりしている。表情や雰囲気はとてもシャイなのに、ステップを踏む時はぶつかって行くみたいな強さを感じます。そして加藤さんと成川さんのデュエットには感動。お二人のあの距離感が懐かしい。あれから14年も経つのにエネルギッシュで、熱い熱い動きに驚きました!
成川さん、これからも沢山踊って頂きたい方です。
これだけ凄いタップ・ダンサー達が、ソロに、デュエットに、トリオにぶつかり合うのですから、本当に素晴らしかったです。
皆様お疲れ様でした!
あまりに興奮したライブだったので、すぐに電車に乗れず大久保をボーッとしながら繁華街に向かって歩き出しました。
休日とあって、狭い歩道は人で溢れかえっていました。大久保駅の近くで、ライブのセカンド・ステージに向かわれる、みすみ“Smilie”ゆきこ先生、橋本祥先生とバッタリお会いしました。何と、凄い人混みの中から私を見つけて、声を掛けて下さったのです。
これも嬉しかったです!
想い出に残る素敵な休日でした。
おわり。
天野 俊哉
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