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STUDIO : 戸塚スタジオ
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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.123 「The 7th Stage」を振り返って
発表会「The 7th Stage」にご来場頂いた皆様、ありがとうございました。無事に終了できてホッとしています。今回は160人の生徒さんが参加してくれました。皆さんの楽しそうな笑顔が印象的でした。作品は、生徒さんの持ち味と先生の個性が表現されたソロ、少人数、そして特に今回は広い舞台を活かして作り上げた群舞作品が多く並びました。
戸塚スタジオの生徒さんたちにとっては初めての発表会でしたが、全体の構成が決まっていない段階から「オープニングは戸塚スタジオの群舞で飾りたい」ということだけは漠然と考えていました。担当もレベルも異なる8クラス33人をひとつの作品にまとめるのはかなり大変でした。合同練習はなんとか1回できたものの、全体の流れは“私の頭の中にだけ”という状態で、本番が終わるまで気が抜けませんでしたが、ダンスチームPure Jewelsと一緒に「素敵なあなた」を無事に踊ってくれました。生徒さんたちの楽しそうに踊っている表情を袖で見ていて、大変でしたが「やって良かった」と思いました。
さらに、戸塚スタジオの生徒さんにはトリも務めてもらいました。両作品に出られた生徒さんは始めから終わりまでの約2時間、気が抜けなかったと思います。本当にお疲れ様でした。
トリの作品に使った曲は「Fuego」。初めてこの曲を聴いた時に「布を振る群舞の振付にしたい」と、ピピッとひらめきました。曲名の意味を調べたら、“Fuego”とはスペイン語で“火”という意味でイメージにピッタリ!赤い布と青い布で、舞い上がる炎を表現する振付が、メラメラと頭に浮かんできました。かくして生徒さんとPure Jewelsの18名による群舞作品を作ることにしました。
会場の川崎市教育文化会館大ホールは、舞台の上下(かみしも)にハの字形に花道があります。本番も迫った合同練習の前日になって、その花道を使うことを思いつき、Pure Jewels のメンバー4人の立ち位置を変えたのですが、発表会前日の仕込みの時に動いてもらったら、距離があり過ぎてタイミングが間に合わないことが判明!でも、どうしても使いたかったのでやっぱり振りを変えました。4人には大変な思いをさせてしまいましたが、おかげで舞台全体を使って、赤い炎と青い炎が激しくぶつかり舞い上がるような、思いどおりのイメージが表現できました。皆さんに伝わったでしょうか?
フィナーレはマイケル・ジャクソンのメドレーで、生徒さん全員に花道から登場してもらいました。中には本編よりも盛り上がっているクラスもあってビックリ(笑)。花束などの贈呈も同時に進めたので舞台の上がとても華やかになりました。

スタッフの皆様、今回もありがとうございました。
音響さんのTさんに、事前に音源を提出して編集をして頂いたのですが、後日聴いてみるとノイズをカットしてくれたようで、どの曲も音源よりはるかにきれいに聞こえて感動しました。また、前日の仕込みの段階になって、フィナーレの曲が1曲足りないことが判明!「どうにかします」の頼もしい言葉どおり、当日に編集してくれて、ことなきを得ました。後で他のスタッフさんから聞いたところ、「お弁当を食べる時間もなかった」らしいのですが、そんなことを微塵も感じさせなかったプロフェッショナルなお仕事ぶりにまたまた感動してしまいました。
DVDを制作して頂いているSさんは、毎回少しでも良いものにしようと、いろいろ試みてくれます。発表会のDVDですから、生徒さんに楽しんで観て頂けるのがもちろん一番なのですが、振付をしている私たちからすると、例えばカット割りせずに全体をおさえていてほしい場面があったり、でもそれを突き詰めていくと、固定カメラ1台で済んでしまうことになったりと、編集段階になってSさんを悩ませることもあります。でも、少しでも良いものにしようとしている志は一緒なので、その点だけはご理解頂いて今回もよろしくお願いしますね。パッケージやラベルも、プログラムのイメージに合わせて毎回オリジナルのものを作ってくれます。今回も完成が楽しみです。
KさんはY'sをスタートして初めて出会ったスタッフさんです。制作業界になんのツテもない状態の私を助けてくれました。部署が変わってしまったので今は担当してもらえてないのですが、それでもY'sの発表会には必ず顔を出してくれます。私が最も信頼しているスタッフさんの一人です。舞台の袖にKさんがいてくれるだけで安心できるのです。困ったことがあると、いつも最初に相談してしまうのがKさんで、どんなに忙しくても対応してくれるので本当に感謝しています。音源編集をしてもらって夜中に届けてもらったこともありました。他にもここには書き切れない程お世話になっています。大切な大切なスタッフさんです。
舞台監督のOさんには、Y'sに対する愛情を感じます。大袈裟かもしれませんが本当にそう思います。たまにY'sの一員と錯覚するくらいです。いつの間にかPure Jewelsのメンバーの名前を覚えてくれていて、「○○さん」「××ちゃん」とメンバーが呼ばれているのを耳にして、ほほえましく感じている私です。メンバーが舞台の仕込みや撤収を手伝っていて、Oさんから指示を受けているところを目にすると、「この子たちは誰の下にいるのかしら?」と思うこともあったり(笑)。まさにY'sファミリーのようです。
リハーサルの時も、私たちの気づかないところで生徒さんたちにアドバイスをしてくれたり、緊張をほぐしてくれたりします。幕が上がる直前なので声は出せませんが、舞台の上でPure Jewelsと一緒に輪になって、「オーッ!」(クチパク)と気合いを入れてもらうことも恒例になってきました。みんな、それで落ち着いてオープニングに臨めるようです。Y's全体のことも発表会を重ねるごとに理解してくれて、リハーサル前の準備段階でも的確にアドバイスをくれます。本当に頼りになるOさんです。

Y'sにはこんなに愛情いっぱいのスタッフさんがついてくれています。生徒の皆さんが安心して踊れるように支えてくれています。
今回も生徒さん、メンバーの感動の涙をたくさん見ました。やっぱり発表会はいいですね。
出演してくれた生徒の皆さん、撤収作業を手伝ってくれたメンバー、先生方、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
さて、感動にひたっている場合ではありません。「リズム劇場」がもうすぐです。
がんばりますので観にきて下さいね。楽しい舞台ですよ。

淺野 康子


 
 




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