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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1227 宝塚歌劇月組公演「ミュージカル/グランドホテル」
 月組新トップ・スター珠城りょうさんのお披露目公演は、待ちに待った“ミスター・ブロードウエイ”こと、トミー・チューン演出・振付の名作ミュージカル「グランド・ホテル」。
 トミーさん、今回は特別監修として来日して記者会見を開きました。
 う〜んカッコいい、カッコ良すぎだよトミー。何色って表現したら良いのか分からない位ド派手なスーツ。
 デビュー当時はダサかったのにね!
 ちなみに阪急宝塚線には乗ったのかな?頭ぶつけるから無理ですかね?
 まあ、いいや。
 1989年にブロードウエイで開幕、その年のトニー賞を受賞したこの作品は1993年に宝塚で上演されました。トミー・チューン自らが来日し、タカラジェンヌをオーディションしたのですが、当時のトップ・スターに準主役(冴えない)オットー役をキャスティングしてしまったり、ブロードウエイと宝塚歌劇団のシステムの違いがクローズアップされ、物凄く話題になりました。
 結果ですか?
 もう演出が素晴らしすぎて、スターなんか見てませんでしたよ。
 で、今回再見して思った事ですが、そもそも製作された1989年当時ですら半世紀以上前にヒットした映画を引っ張り出してきて、軽く料理して創っちゃった作品だと思うのです、トミーですから。
 現に1932年に映画を製作したMGM映画ですら、1945年に「グランド・ホテル」を「ウォルドルフの週末」として再映画化した際、“グランド・ホテル形式”だけを残し、オリジナリティ溢れる大作に改作したのです。
 才能ある宝塚の演出スタッフ陣が、こうした“グランド・ホテル形式”のオリジナル作品を21世紀の今、何故創れなかったのか?頑張ろうよ!、というのが私の本音です。多分、トミー自身もそう思ったはずです。
 実のところ、観劇中もトミーのド派手スーツがちらついて何となくお芝居に集中出来なかったのですがね。
 つづく。

《2017東京リズム劇場裏話》
 2017東京リズム劇場の行われた銀座博品館劇場の楽屋での事、野獣の着ぐるみやブライアンおっさんを演じた長身の宮下恵一君。
 楽屋入口のドアや電車のドアに何度も頭をぶつけるらしい。そうした経験の無い普通体形の私達は「普通、一度ぶつけたら二度目は気を付けるもんじゃないかな?」と爆笑。
 頭をさすりながら宮下君は無言でした。
 早くトミーみたいに一流になってね。

天野 俊哉




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