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Vol.122 「Dreaming 2009」を振り返って
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発表会「Dreaming 2009」の開催にご理解とご協力を頂いたご家族の皆様、そして暑い中ご来場を頂きました皆様、ありがとうございました。無事に終了することができてホッとしています。今回の発表会は、初めて鎌倉芸術館で開催しました。敷地内と館内にも巧みに緑がレイアウトされていて、とても素敵な劇場です。「いつかここで発表会ができれば」と思っていたので、そういう意味でも今回の開催は感無量です。ホールは小ホールといっても舞台は大きく、客席は600席もあるので、舞台監督と下見に行った時はその大きさにビックリしました。楽屋もきれいで設備も素晴らしいものでした。
私は子供たちの純粋にタップを楽しんでレッスンしている姿とその笑顔に何度も助けられてきました。「子供たちがいつまでも夢に向かって進めたら、すてきだな」そんな思いをこめて、キッズとジュニアを中心にした今回の発表会のタイトルを「Dreaming」にしました。結果として大人の生徒さんの参加やメンバーの協力もあって、しっかりとした発表会が開催できたかと思います。
メンバーといえば、実は今回はいつになく故障者が多く、開催面よりもむしろ健康面が心配だったのですが、なんとか乗り切ってくれました。出演の他にも、舞台のセッティングや楽屋の準備、撤収作業にも貢献してくれる彼女たちには感謝の気持ちいっぱいです。
「絶対にガマンしよう」と決めてフィナーレに臨んだのですが、ダメでした。
そのクラスは私がインストラクターとして20年間通い、生徒さんと共に私自身も成長させてくれました。また、生徒の中にはY'sのダンスチームPure Jewelsのメンバーに成長してくれた子もいます。そのクラスがこの8月で閉鎖となることが決定しており、今回が最後の発表会になってしまう子供たちがいたのです。みんな本当にタップが好きで最後まで残っていてくれた子供たちです。今回でお別れになることが分かっていても子供たちは本番も懸命に笑顔で踊っていました。私もその気持ちに応えてフィナーレで全員の名前をきちんと呼んであげようと思ったのですが、整列している姿を見たらとても切なくなってしまい、今までの子供たちとの思い出が涙となって一気に溢れ出してしまいました。事情を知っているメンバーが舞台の袖から「先生、がんばって」と応援の声をかけてくれたのですが、その優しさも相まってますます声が詰まってしまいました。出演者の皆さんやお客様の中にはきっとビックリされた方もいらっしゃったかと思います。不快な思いをさせてしまって申し訳ありませんでした。反省しています。この仕事は出会いと別れのくり返し。もう少し強くならないと!
今回は舞台監督との事前打ち合わせで、舞台のセッティングもスタッフさんとメンバーが協力してやることに決めていました。自分たちの役割をしっかりと自覚してくれて、どんなことでも率先して行動してくれたメンバーを誇りに思います。みんな、本当にありがとう。休む間もなく9月には次の発表会が控えていますが、終わったらじゅうぶん身体を休めてもらいたいと思います。
今回の発表会に関わってくださったすべての方に感謝いたします。本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。また今回のような発表会が開催できることが私の夢、Dreamです。
さあ、次は総勢160名が出演する大発表会「The 7th Stage」です。開催まで1ヶ月あまりですが、体力を蓄えてがんばりまーす。
淺野 康子
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