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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1219 2017東京リズム劇場I Go to Rio
 10回記念公演のフィナーレを飾ったラテン・ナンバー“I Go to Rio”の完成は、夏場には振付が終わっていたのに、公演直前まで引きずる事に。

 その一、頭飾りを始めゴージャスな女性の衣裳も決まり、動きにくいスカートを付けて稽古に明け暮れていた1月下旬、キャスト全員に松本先生から英語の歌を歌える様に、との指示が出されました。先生はわざわざ英語レッスンビデオを作り、私達が覚えやすい様にと字幕まで。タップに、マラカスに歌ではハードルが高すぎる。もう曲芸に近い。それでも紙に書いて覚えたものの、あるパートに来ると歌詞が飛ぶ。仕方ないのでターザンとかジャングルとか単語を叫んでおきました。翌日、再び松本先生から全員に厳しいお叱りが!
 私と同じ様にごまかした人が他にもいたようです。
 もう、震え上がりました。
 反省。
 それから1週間、再び朝から寝るまで歌い続けました。
 翌週、再びチャレンジした私達に「良く覚えてくれましたね!」とお言葉を頂きました。「なるほど!本当に歌って踊ると舞台からの迫力が全然違うわね」、とは毎日下手くそな歌を聴かされていた妻の、舞台を観ての感想。

 その二、私達にはフィナーレの次に、歌い踊るテーマナンバーがあります。
 そう、マラカスが邪魔になるのですね。
 昨年ああだこうだ、とアイデアを出しあったりしましたが、結局年を越してしまいました。意外にも上下に箱を持ちマラカスを受け取る人がたつという単純な方法で解決。なるほど!
 1月最後の日曜日の事でした。

 さて、最後に歌に関するエピソードを。幕が上がっても毎朝欠かさず舞台で行うのが、マイクチェック。特に音響スタッフさんと、歌を担当するキャストにとっては大切な作業。少しでも踊りたい人が便乗してそこに居たりします。
 千秋楽の朝、まずはタップ名作劇場での白川さん。
 いつもの様に軽快に「餃子、枝豆、」と歌っていると、しばし沈黙のあと「何だっけ?」。
 「おれは男だ!」の主題歌が流れると舞台には歌詞カードを持ちマイクを握った穴田先生。唖然とするK-TAに代わり歌い出した。
 私は彼が下手である事を初めて知りました。
 笑った!
 おわり。
※写真の掲載は承諾を得ています。

天野 俊哉




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