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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1214 2017東京リズム劇場/オープニング・ナンバー
 今回嬉しかったのが、キャスト全員、もしくはほぼ全員が参加するナンバーが多かった事でした。逆に稽古も大掛かりなので苦労も多かったですね。
 私はそれらのナンバー以外には、香盤の関係からデュエット・ナンバーと男性ナンバーだけでしたが、橋爪はオープニング3、スナックうすいと穴田先生ナンバー、女性ナンバー、さらにはドラマティックな場面でのナンバーなど大活躍でした。

《オープニング・ナンバー1 On A Wonderful Day Like Today》
 稽古初日にほぼ完成したナンバー。Akkinさんのソロタップから始まり冨田先生の歌に繋がります。橋爪は日本のフレッド・アステアこと白川希さんと短いペアを。私は穴田先生とみすみ“Smilie”ゆきこ先生のバックをつとめながら舞台に、そして全員のアンサンブルに。松本先生の振付は完璧な稽古を重ねても間違える事が多いので、かなり稽古をしましたが、劇場に入ってからもミスとの戦いでした。自分だけか、と落ち込んでいたら何人かの方から同じ悩みを聞いてびっくりしました。松本先生いわく宝塚のレヴュー「パルファンド・イン・パリ」をイメージしたカラフルな衣裳で、私の黄色いジャケットを見た白川さんには「これを着たかった!」と。

《オープニング・ナンバー2 Nice N Easy》
 全員のポーズから、曲がスローバラードに。ああっ、フランク・シナトラの渋いジャズでタップが踏めるなんて!感動しました。
 「ここでは森田くんに歌ってもらいます!」と振付初回に松本。前回のリズム劇場を一度欠席した森田洋輔君に歌うチャンスが来たので嬉しかった。松本先生の気遣いに感動。私は彼の歌声の大ファンなのですね。あまりに嬉しかったので舞台初日にはスイングしすぎて、客席の淺野康子さんからダメ出しが。そう、大人っぽくって決まっていたのデスネ。
 さすが淺野さん鋭い。
 松本先生のフォーメーションが見事。
 全員が舞台上からハケると歌の森田君と橋爪の二人だけのデュエット。
 さらには大勢のペアが加わります。私はAkkinさん河上莉音さんと組みましたが、「なんにも起こらない二人づつにしました!」と松本先生から説明が。
 「そうですかねぇ?」  とはAkkinさん。
 最後は、再び全員ラインナップで、スタイリッシュなシュニー・パルミサーノ先生ステップを経てポーズ。
 シュニー先生振りは冨田先生からアドバイスを頂きましたが、こうした動きが苦手な白川君。手を叩くあたりが、何度やってもアステア風に。本人が本気になればなるほどコミカルに見えてしまい、あちこちで笑いをこらえてる。それを見ていた冨田先生「顔はカッコいいのにねぇ〜」と。

《オープニング・ナンバー3 東京リズム劇場テーマ曲のバリエーション》
 これは香盤の関係で、タップ名作劇場の前半のキャストは除外されました。
 年末のまだキャストが決まらない時期の事、穴田先生「オープニング3のキャストを発表します。関ちゃん(関島邦江さん)と宮ちゃん(宮下恵一君)ゼロを挟んで立って!」なるほどこの二人なんだ、とボーッと見ていましたが穴田先生の「では音楽」の合図で流れたお誕生日メロディー。12月生まれのお二人へのサプライズでした。
 本当のキャスティングは年明けから。橋爪は3拍子バージョンを踊りました。
 あまりに稽古時間、稽古場所が無かったのでスタジオ近くの公園まで使ったとか?
 つづく。
※写真の掲載は承諾を得ています。

天野 俊哉




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