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Vol.1210 生誕100年デジ・アーネス〜元祖キューバン・ピート
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90年代にジム・キャリー主演の「MASK」というミュージカル・ナンバーの沢山入ったコメディ映画があり、日本でも大ヒット。
中でもキューバン・ピート“Cuban Pete”というラテンの曲が楽しく、ぜひタップで踊りたいと思い友人の白井博之さんに振付を頼み、淺野康子さんと舞台でデュエットしました。
映画よりも半世紀前、この“キューバン・ピート”を最初に歌ったのが、今年生誕100年を迎えるデジ・アーネスです。
デジには様々な顔があります。
映画スター
ラテン・バンドのリーダー
そして、ルシル・ボールの元御主人。
彼のキャリアは、この三つが微妙に絡んでいて、実のところ私にはよくわかりません。
映画には、
ルシル・ボール主演
「Too Many Girls」
レイ・ボルジャー主演
「Four Jacks and a Jills」
パット・オブライエン主演
「Uボート撃滅」
ロバート・テイラー主演
「Bataan」
等に出演しましたが、デビュー作のミュージカル「Too Many Girls」を除くと、デジの存在は「そう言えば出てたね!」程度でした。
逆に、彼のラテン・バンドは中々魅力的で、先の“キューバン・ピート”を始め“ババルー”等は大ヒットを記録しました。
映画の共演が縁でルシル・ボールと結婚しました。
映画女優としてのルーシー及びバンド・リーダーとしてのデジには限界があったせいか?早くにテレビの世界に目を移してデジルー・プロダクションを立ち上げ、そして人気テレビ・シリーズ「I LOVE LUCY」が誕生しました。
山ほどあるエピソードの中からひとつ選ぶなら、(実生活の)二人に赤ちゃんが出来た事を、テレビからアメリカ中の視聴者に知らせる!というエピソードでしょうか。
“We're Having My Baby”を歌うデジの歌声と共に今でも鮮明に覚えています。
大笑いさせながら、ホロリさせる名場面でした。
このエピソードはYouTubeで観ることが出来ますので興味のある方はぜひ。
今回はデジ・アーネスを取り上げました。
写真右 上から
・デジ・アーネス(1917-1986)キューバ生まれ
・「MASK」のスタンリー・ザ・マスクのダンスシーン
・天野&淺野のヤングデュエット
・「Too Many Girls」でアン・ミラー(左)、ルーシーと
・DESILUデイレクターチェアでルーシーと
二人の役名はルーシー&リッキー・リカード夫妻
・「I LOVE LUCY」クレジット
観客を入れたスタジオで撮影された最初のドラマ
エミー賞で5部門を受賞
1951年から1960年にかけてシーズン1〜6全180話、
コメディアワー1〜3全13話がCBSで放送された
・シーズン2でルーシーに“We're Having My Baby”を歌うデジ
写真下 左から
・「Four Jacks and a Jills」でレイ・ボルジャー、アン・シャーリーと
・そう言えば出ていた「Uボート撃滅」(多分前列左から2番目)
・そう言えば出ていた「Bataan」(多分右端)
天野 俊哉
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