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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.121 ふたつの出来事で思ったこと、感じたこと
ある日の午後のレッスンでのことでした。Pure Jewelsのメンバー最年少の○かりちゃんが、夕方の早い時間から「お腹が空いた〜」と繰り返していました。「若いから、すぐにお腹が空いちゃうのかな」と、心の中で苦笑しながらレッスンを進めていました。
休憩時間に所用で外に出て戻ってくると、あれっ?スタジオの中が暗い。「停電かな?でも看板のライトは点いているし・・・。省エネ活動?」などと、頭の上に疑問符を浮かべながらドアを開けると・・・「お誕生日おめでとうございまーす!」の声と共に灯りが点り、テーブルの上にケーキが!そうです。サプライズな演出でみんなが私の誕生祝いをしてくれたのです。バースデーソング。ローソクの火を吹き消して、みんなでケーキを頂きました。とってもおいしかったです。8月と9月の発表会の準備やリズム劇場の稽古などで“いっぱいいっぱい”な時期に、みんなのあたたかい気持ちに癒されました。発表会に向けて、みんなも自主練の日々で慌ただしいはずなのに。プレゼントのフォトスクラップと寄せ書き、そして特製デコCDキャリングケースは、一生ものの宝物です。ありがとう。
○かりちゃんの「お腹が空いた」理由は、「ケーキのことがずーっと頭にあったから」だったようです。納得(笑)。

その日の最後のレッスンも終わろうかというところで、メンバーのひとりが転んで腕を強打してしまいました。すぐに冷やしたのですが腫れてきたので、メンバーの何人かが付き添って救急病院に行きました。
しばらくして付き添ったひとりから「骨には異常ありませんでした。私が残って他は帰します」との連絡があり、ひとまず安心したものの、スタジオにいてもなんだか落ち着きません。時計を見ると、彼女たちの帰りの時間も気になる時刻・・・。「やっぱり様子を見に行こう」と決めて、付き添いの彼女に連絡すると、「みんなが戻ってきてくれたので、来なくても大丈夫です」とのこと。どうやらメンバーたちも私と同じ気持ちだったらしく、「駅まで行ったものの、心配で病院に戻った」そうで、私の出る幕はありませんでした。メンバーを思う、みんなのやさしさがうれしくて、思わず涙が出てしまいました。終電までには全員帰れたようでよかった。
後で転んだ彼女に連絡すると、「みんなのやさしさがうれしかった・・・」とのことでした。痛い思いをしてかわいそうだったけど、今回のことでチームの結束力はいっそう固くなった、かもしれません。
さあ、発表会まで、あと少し。連日の自主練で疲れもたまっているかと思うけど、みんなで達成感のある発表会にしましょうね!

思わぬ出来事の連続でしたが、そばにいてくれるメンバーの大切さを痛感した一日でした。
みんな、本当にありがとう。

淺野 康子


   




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