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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1197 2016年紅白歌合戦(前編)
 昭和出身なので、年末年始最大のイベントのひとつである「NHK紅白歌合戦」は子供の頃からずっと観てきましたが、ここ数年は民放の「ダウンタウンの絶対に笑ってはいけない!」に鞍替えし、バカ笑いしながら年を越してました。
 どうした加減か?昨年末は急に紅白歌合戦を観たくなり、午後7時にはテレビの前におりました。
 もう67回目とは歴史ある番組ですが、司会者と出場歌手全員が並ぶオープニングを見た瞬間から何かと気になる部分続出で4時間半、目が離せませんでした。
 取りあえず覚えている事を書き出してみたいと思います。

☆番組のオープニング、せっかくの顔合わせなのにまるで一体感がないのは、こうした新旧大スター連中を仕切れる和田アキ子さんみたいな存在の人がいなくなったせいですね。カメラが寄った時ですら、普通の表情をしている歌手が多かったです。かつて、こうした場面では皆さん笑顔だったのに。お祭りムード半減で残念。
☆電話帳ほどの分厚い番組台本を覚えて、生放送に臨む司会者には頭が下がりますが、さすがに有村架純さんの喋りのテンポには巻きが入りっぱなしだったはず。
☆2016年の顔と呼ぶべきスポーツ選手や大河ドラマの俳優達ゲスト審査員の方々って、いつから舞台上に座らされてるのですか?あれではモニター観劇だし、ずっと観客にさらされてるのはお気の毒。
☆逆に、カメラの前で夫婦漫才を見せるタモリさんとマツコさんのやり取りは演じてる二人も楽しそうだったし、今回一番笑えましたね。
☆NHKアナウンサーが唐突に始めた「シン・ゴジラ/紅白バージョン」も、タイミングが良く内容も新たに撮影された映像なので感心しました。ゴジラがNHKホールの舞台に登場しても良かったかな?
☆コンサート会場さながら2階客席の前方を潰して第2ステージをこしらえた事で、多分観客が200人は少なくなったし、たいして使わないので空いた空間がやたら気になりました。
☆それにしてもお客さん静かでしたね。ジャニーズやAKB48や三代目のファンだっているでしょうに、客席からの応援の弱さか?あるいは受信料を支払っている人しか観劇出来ないシステムに問題があるのか?自分のコンサート会場から中継した人、静かな都庁前から中継したグループ、海外から中継した人の方が大いに特をした様です。
☆恒例の赤組白組の勝敗も、視聴者投票では白組の圧倒的勝利だったのに、審査員投票でひっくり返った?のか、まさかの赤組の逆転勝利に。舞台上のほとんどの人が何が何だかわからず、あたふたしたまま何となく終わったように?私には見えました。多分、時間がなくて、そこらの説明を省かざるを得なかったのでしょう。

 肝心な歌合戦の部分を書くスペースが無くなりましたので、後編へどうぞ。

天野 俊哉




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