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Vol.1195 キャリー・フィッシャー追悼〜ハリウッドのサラブレッド
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ハリウッドの映画女優キャリー・フィッシャーが、昨年末60歳の若さで亡くなりました。
今日では「『スター・ウォーズ』のレイア姫役を演じた女優!」と、始めなければならないキャリーですが、デビュー当時の紹介文は「歌手エディ・フィッシャーと『雨に唄えば』の女優デビー・レイノルズの娘」でした。
その頃のインタビューで「『雨に唄えば』と『スター・ウォーズ』は両方とも三角関係の話よね」とキャリー。
ただし、デビー・レイノルズとキャリーの決定的な違いは、デビーには「雨に唄えば」を始め「歌えドミニク」や「不沈のモリーブラウン」等の大ヒット作品がありますが、キャリーには後にも先にもレイア姫しかないのです。
地味なので普通の作品に出演しても全く目立たないのです。
完全に親の七光りでした。
1980年「スター・ウォーズ帝国の逆襲」の次に出演した「ブルース・ブラザーズ」は、ある意味代表作ではありますが、作品よりも主演したジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイドとドラッグ仲間になり、乱れた私生活だけがクローズ・アップされました。
やがてそのジョン・ベルーシがドラッグ中毒で急死すると、仲間であったキャリーにも批判が集まりました。
キャリーはハリウッドでは一流のサラブレッドですので、この様な事件や事故を起こすと風当たりが強いのです。後には、名門バリモア一族のサラブレッドであるドリュー・バリモアも全く同じ道を歩むことになります。
近年、30年ぶりに「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に出演しレイア姫を演じたキャリー・フィッシャー。いろいろな意味でとても話題になっていたので残念です。キャリー・フィッシャーの死は、お母さんのデビー・レイノルズも辛い事でしょう。
キャリー・フィッシャーのご冥福をお祈りいたします。
写真 上から
・レイア姫役のオーディションで最終候補に残っていたのはキャリーとジョディ・フォスターの2人だったが、「有名人の娘だから人に命令することに慣れている」のをジョージ・ルーカスが気に入ったため、キャリーに決定した。
レイア・オーガナ将軍役で出演している「スター・ウォーズ エピソード8」(2017年12月公開予定)が彼女の遺作となる
・玉のように可愛いキャリー。どちらかというとパパ似
・ジョン・ランディス監督「ブルース・ブラザース」。
フジテレビ放送時の吹替はベルーシ=せんだみつお、エイクロイド=小野ヤスシ。新録版はバブルガム・ブラザース
・「ブルース・ブラザース」の謎の女役でマシンガンをぶっ放すキャリー
・おさげ髪&チャイナドレスが可愛いキャリー。彼らとドラッグに溺れた生活を著した自伝「崖っぷちからのはがき」は、「ハリウッドにくちづけ」として映画化された。
転んでもただでは起きないキャリーだったが、心臓発作で60年の人生に幕を閉じた
天野 俊哉
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