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Vol.1193 ミシェル・モルガン追悼その2〜「田園交響楽」を観て
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先日亡くなったフランス映画の大女優ミシェル・モルガンが本拠地フランスで主演して、1946年のカンヌ映画祭主演女優賞を受賞した名作「田園交響楽」を錦糸町のBOOK OFFで購入しました。ちょうど追悼コラム原稿をY's取材斑に送った直後でしたが、DVD全商品20%の文字についつい乗せられての購入となりました。
隣の棚には、ハワード・ホークス監督唯一のSF映画「遊星よりの物体X」もあったので、こちらも便乗購入しました。
さて、牧師ピエール・ブランシャールが盲目の娘ミシェルを愛してしまうという「田園交響楽」ですが、アンドレ・ジッド原作のこの作品を、日本で映画化したものを私は観ていました。フランスより8年も早く、1938年に東宝で製作された「田園交響楽」で、主演の牧師には高田稔さんという2枚目、盲目の娘を何と原節子様が演じました。
雪が降り続く場面が印象に残っていました。
原作が書かれたのが1919年、映画化されたのが1938年、1946年と古いせいもあって2016年の今観るとかなり説得力に欠けます。ヒロインのミシェル・モルガンの美しさを観賞する作品としては十分でしたが。
“盲目の娘に恋をする作品”と言えばチャールズ・チャップリンの「街の灯」が有名ですが、最近同じ様なシチュエーションでありながら、もっと笑えて、もっと泣けた作品がありました。「箱入り息子の恋」という日本映画で、星野源さんが冴えない公務員役を、盲目の娘を夏帆さんが演じました。展開が少しエキセントリック過ぎると感じましたが、ほのぼのとした場面が多くて私は好きでしたね。
話がそれましたね。
もう1本の「遊星よりの物体X」はまたの機会にいたしましょう。
天野 俊哉
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