TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.1177 年末年始はハワード・ホークス監督特集C
 渋谷の名画座シネマヴェーラで開催中の「ハワード・ホークス監督特集」最後は1月7日(土)から1月13日(金)まで。
 山田宏一氏のお名前があることから分かるように、作品セレクションが私の様な単純な映画ファンには超難しい。
 ウォルター・ヒューストン主演「光に叛く者」とゲイリー・クーパー&ジョーン・クロフォード主演「今日限りの命」は存在すら知りませんでした。それにしてもクーパーとクロフォードって、何となく相性が悪そうで、物凄く観てみたい気はしますね。
 後年、MGM映画で恰幅の良いおじさま役もしくは悪役で沢山の作品に助演したエドワード・アーノルドが、まさかの主演をした「大自然の凱歌」は、かつてビデオで観ました。エドワードおじさまの主演ぶりに喜びながら観たものです。
 この作品でヒロインを演じたフランシス・ファーマーですが、1980年代には何と伝記映画「女優フランシス」が作られました。
 軽い交通違反だったのに警官嫌いが高じて、逮捕され、留置され、ついには女優生命を棒にふったからなのです。ケネス・アンガー著「ハリウッドバビロン」という本にも取り上げられています。
 前回、ケイリーグラントの2枚目ぶりが楽しめる「コンドル」「ヒズ・ガール・フライデー」と真逆の作品を持ってきた!
 それが「赤ちゃん教育」と「僕は戦争花嫁」。
 ネタバレになるので多くは語れませんが「赤ちゃん教育」にはワンちゃんを始め実に達者な動物が登場しますよ。
 最後の作品に移る前に1枚の写真を見てください!
 私の大好きな写真なのです。真ん中が我らがハワード・ホークス監督、右の女性は女優には見えないしスタッフにも見えないから監督の娘さんかな?そして白くて大きなワンちゃん。可愛いですねぇ。監督の愛犬かな?
 「パパ、今日はどんな撮影なんだい?」
と犬のジョニー8歳。
 「今日はお前の好きなマリリン・モンローは来ないぞ」
とホークス監督。
 「これだから男はイヤねぇ」
と照れ笑いの娘ミリアム。
なんて和やかな雰囲気の家族写真だと思っていたのですが、実はこの写真が「遊星よりの物体X」の撮影現場の写真である事が最近分かりました!
 怪奇映画ですよ!
 昔テレビで観たんですけど、何て言うか、妙な映画でした。
 もしかしたらこのワンちゃんは役者犬なのかも知れません。
 でも、何処に出ていたんだろう?
 気になる。
 今回、ハワード・ホークス監督特集最後の作品の1つに選ばれた「遊星よりの物体X」。
 取り合えず私はジョニーを確かめに劇場まで足を運ぶ予定でございます。
 おわり。

「遊星よりの物体X」トリビア
クレジット上はクリスティアン・ナイビイが監督となっているが、演出の大部分は制作のハワード・ホークスによることが定説となっている。また、一部をオーソン・ウェルズが手がけたという説もある(真偽の程は不明)。
1982年にジョン・カーペンター監督によるリメイク作品「遊星からの物体X」が製作された。

天野 俊哉




Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.