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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.117 オススメDVD 4 「ダニー・ケイのおかしな世界」
1941年のブロードウエイ・ミュージカル「Lady in the Dark」でのこと。“チャイコフスキー”というナンバーで、舌を噛みそうな49人のロシア人作曲家の名前をものすごいスピードで暗唱してみせ、ショーを止めてしまったのが、今回ご紹介するダニー・ケイです。ハリウッドの名プロデューサー、ミシェル・ゴールドウインと契約してハリウッド映画にデビュー。多くのミュージカル・コメディで活躍しました。
コメディで特有のアクの強さが無く、スマートな芸風で、日本での人気も高かったそうです。ユニセフ親善大使として何度も来日し、日本語も上手にしゃべっているのをTVで観たことがあります。ハナ肇とクレージーキャッツの谷啓氏は、ダニー・ケイをもじって芸名にしたそうです。
現在、入手できるDVDは6本で、その多才ぶりは2本もの伝記映画に出演していることからもわかります。1本は童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの伝記で「アンデルセン物語」(1952)。劇団四季によって上演されたミュージカル「ハンス」のオリジナル版です。そしてもう1本は、ジャズ・ミュージシャン、レッド・ニコルズの伝記「五つの銅貨」(1959)です。また、ビング・クロスビーと共演した「ホワイト・クリスマス」(1954)では、ヴェラ・エレンとのすばらしいタップ・デュオが観られます。
以上3本はどれも素敵なミュージカルですが、ダニー・ケイ本来の芸風ということでは、「ダニー・ケイの天国と地獄」(1945)、「虹をつかむ男」(1947)、「ダニー・ケイの検察官閣下」(1949)がオススメです。そして、7月27日、このコラムではよく登場するジュネス企画から「ヒット・パレード」(1948)と「夫は偽者」(1951)という2本のミュージカル・コメディが発売されましたが、それはまた、次の機会に紹介しますね。

天野 俊哉






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