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Vol.1168 ロバート・ヴォーン追悼〜ハリウッドきっての政治家俳優
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共和党のドナルド・トランプ氏が、第45代アメリカ合衆国大統領に選出された同じ週に、テレビ・シリーズ「ナポレオン・ソロ」で有名なハリウッド俳優ロバート・ヴォーンが83歳で亡くなりました。
「ナポレオン・ソロ」は、1968年から全米で放送の始まった人気テレビ・シリーズですが、不思議と観たことがありません。我が家のテレビに映し出されていたので、多分イケメン好きの母がはまっていたに違いありません。テレビの人気シリーズが映画化されるのは、ハリウッドでも日本でも良くあることで、この「ナポレオン・ソロ」も映画化されました。一応観ましたが、それほど感心しませんでした。
ロバート・ヴォーンの映画での代表作というと「荒野の七人」だそうですが、私には彼がメンバーであったなんて知りませんでした。
だって個性派揃いでしょ?
ブリンナー、マックィーン、ブッフホッツ、コバーン、ブロンソン、ウォラックなんて今でもスラスラ出てきますけど、そうか!七人目がロバート・ヴォーンなんですね。でもまだ新人ですよね、この作品の頃は。
私は学識がありそうで、インテリっぽくて、多分私の友人にはなれそうもないロバート・ヴォーンに、あるイメージをもっております。そう、政治家です。
映画「ブリット」「タワーリング・インフェルノ」で演じた上院議員役のロバート・ヴォーンがまさにはまり役でした。「ブリット」では実は悪徳政治家でしたが、最初から悪にしか見えませんでした!
また「タワーリング・インフェルノ」ではいつか権力をむき出しにすると思っていたら、みんなを救いながら死んで行くというサプライズを。
エミー賞を獲ったテレビ・シリーズ「権力と陰謀」でも大統領補佐官役だったと思います。
最近も、初期の「刑事コロンボ」の再放送を観ましたが、犯人役のロバート・ヴォーンが警部からしつこく質問をされ、段々イライラしてくる演技が上手くて笑ってしまいました。
ロバート・ヴォーンが、今回の大統領選で、どちらの大統領候補を、またどちらの政党を支持をしていたのか分かりませんが、大統領選の集計にイライラいたのかな?なんてつい頭をよぎってしまいました。
ロバート・ヴォーンのご冥福をお祈りいたします。
写真 上から
・スパイドラマ「0011ナポレオン・ソロ」は1966〜1970年に日本テレビ系列で放送された。吹替は矢島正明氏
・「荒野の七人」右から3番目がロバート
・凄腕の賞金稼ぎでクールな皮肉屋、リー役で出演
・「ブリット」でスティーブ・マックィーンと
・「タワーリング・インフェルノ」のキャストパレード。右から2番目にロバート。センターはフレッド・アステア
・「刑事コロンボ」でピーター・フォークと
天野 俊哉
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