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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1153 この時期になりますと(タップの話題ではありませんが)
 すっかり秋らしくなりましたね。
 先日、地元にある亀戸天神に寄りました。
 七五三が近いせいか、綺麗に着飾った家族連れがあちらこちらに。プロのカメラマンらしき人がそばにいましたが、あれはご家族が雇ったのか?天神さまが雇ったのか?どちらにせよ、子供さんは無理矢理着せられた窮屈な貸衣裳にご機嫌斜めで、ピーピー泣きわめいておりました。
 まわりの大人たちが気の毒に見えました。
 池の亀さん達は気持ち良さそうに甲羅干しを。
 年末年始は混みますので、ぜひこの時期に亀戸天神にいらしてみては?
 さて、この時期になりますと、道路のあちらこちらに写真に見られるような光景に出くわすものです。
 パイプ椅子に座った汚らしい野郎ども(主観的意見)が、膝の上に沢山のカウンターを置いて何やら押しまくっている姿。
 これ交通量調査といいます。
 昔は、政府が余ったお金を年内に使いきるための帳簿合わせ?とか言われていましたね。
 1日の束縛でかなりのバイト料が入るので、昔から人気がありました。
 で、何を数えるかと言うと時間ごとの通行する人の人数、性別、年齢層だったり、通行する車の車種だったり、様々であります。
 基本的に我々はリサーチ会社から雇われているので、これらの活用法などは知らされません。
 20歳の秋に初めてこのバイトに参加した時は地獄でした。川崎駅からバスで移動、川の近く、競馬場がそばにあるような土手でした。誰も通らない。しかも雨。今と違って近隣の状況が把握出来ない。もうサバイバルでしたね。トイレの確保、安い食料、雨宿り出来る場所etc.
 アメリカでもそうでしたが、公園のトイレには紙が無くダーティなので、図書館や公共施設のトイレを。コンビニは無いけど、スーパーがあったので試食コーナーをまわって昼飯に。
 この日に、交通量調査を乗りきる術をマスターしたものです。
 かなりやりましたが、一番大変でわらえたのが、確か王子駅近く、片側三車線の車種のカウントでした。
 車のナンバープレートを見て、車種を判別してカウントしまくる!壮絶なものでした。
 車には詳しくないので忘れましたが、確か16車種位ありました。普通車両でもタクシーはちがっていたり、救急車や霊柩車は特殊車両、中には三輪自動車なんてありました。さらにはバイク、自転車。
 係りのかたがヤンワリ「無理せず慣れてください!」アドバイスしてくれましたが、最初の一時間は手も足も出ず?の状態。早くも女子大生二人組がリタイアして帰って行きました。
 こうしたバイトはカウントの忙しい方が時間の経過が早いので助かります。
 ある時、一時間の内最初の10分だけカウントすれば良いという変な計測があって、逆に空き時間ばかりで苦労しました。
 まだアルバイトニュースが毎日発行されていた時代、こんな日払い交通量調査のアルバイトは大人気で、電話が通じた時にはゴメンナサイなんて事が何度もありました。
 やがて、世にも面白い交通量調査と出会うことに!

天野 俊哉




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