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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1148 本格アクション×ミリタリー映画極秘撮影現場レポート
 某日、ある筋より情報が入った。「ガールズ×本格アクション×ミリタリー映画が極秘で撮影される」というのだ。我々Y's取材班はあらゆるツテを駆使し、同行取材の特別許可を得ることができた。
 9月某日、朝6時に新宿郵便局前を出発。約3時間かかって着いたロケ地は、携帯電話の電波すら届かない千葉県の奥深い山奥の、そのまた奥であった。
 到着すると、先着隊が着々と撮影の準備を進めている最中。オーディションにより選ばれし主役ガールズのミリタリーホットパンツ姿がまぶしい。男性俳優陣はイケメン、一目で「あっ、この人悪い役だな」と分かる人、ミリタリーオタクっぽい人などなど数十名が勢揃いで凄い迫力だ。さらに軍用車まで到着して、ホントの自衛隊の宿営地にいるような気分に陥る。
 企画製作、脚本、爆破やガンエフェクトを手掛ける近藤佳徳プロデューサーに本作品のストーリーと見どころを紹介して頂いた。
「映画の設定は近未来の日本。領土をめぐり、アジア各国が日本に戦争を仕掛けてきます。表向き戦争反対の立場を取る日本は、秘密裏に女だけの戦闘部隊「コンバットキャッツ」を編成。国を守るか、友を取るのかの選択に迫られ、窮地に追いやられるキャッツたち。命をかけた戦いの火ぶたが切って落とされるのだった・・・。見どころは銃撃戦やリアルな爆発がある、本格アクション。今回の映画にはCGを一切使っていません。私たちの本気の演技に注目してみてください!」
とのこと。
 続いて本作品のメガホンを取った石川二郎監督に話を伺った。
「今作は、映画の低予算化が進み、ほとんど製作されることの無くなってしまった娯楽アクション映画というジャンルをむりやり復活させるべく、才能あるスタッフ、キャストの協力を得てなんとか製作まで漕ぎつけました。と言っても、作るので精一杯で、皆様に見て頂くための宣伝・公開費用がありません。そこでご支援をいただきたくクラウドファンディングを活用することになりました。なんとか作品を完成させ、戦争映画ならではの迫力をスクリーンで上映したいと思いますので応援よろしくお願いします!」
とのことであった。
 自衛隊の駆けつけ警護の是非が問われている昨今、戦争映画と聞いて眉をひそめたり拒否反応を示す向きも一部にはあるかと思うが、戦闘部隊がホットパンツ姿のファンタジーの世界、個人的には、そう目くじらを立てる必要もないと思う。以前、「戦争反対!」と声を大にして唱えている人のファッションがトレンチコートだった。アナタ、それ軍服ですよ。
 さて、石川監督のコメントに「宣伝・公開費用がありません」とあるが、これはいったいどういうことなのか。オリンピックのようなアホな例はさておき、映画に限らず大概のプロジェクトは先ず予算ありきで、製作費が幾ら、広告宣伝費に幾ら、公開費用に幾ら掛かるかを見込んで事を進めるものであるが、どうやら本作は石川監督、近藤プロデューサーを始め、集結したスタッフとキャストの熱意と勢いだけで撮ってしまったようである。オフレコかもしれないが、参加者のほとんどがノーギャラ。それどころか交通費まで自腹だそうなので赤字。失礼を承知で言わせてもらえばバカ、映画バカの集まりである。そんな映画バカ集団が作り上げた本作品「白兵奇襲隊コンバットキャッツ」を大きなスクリーンで観てみたいと思われた方は、ぜひともサポーター募集プロジェクトに参加されたし!成功を祈る!

「白兵奇襲隊コンバットキャッツ」公式サイト
http://combatcats.jimdo.com/

サポーター募集プロジェクトサイト
https://greenfunding.jp/lab/projects/1666

※白兵とは、刀剣やナイフなどの近接戦闘用の武器を総称した「白刃」を装備する兵士のこと。
※キャッツ(CATS)とは、Close Combat Attack Teamの略称で白兵のこと。

Y's取材班




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