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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1147 「博品館タップダンス・フェスティバル」
 吉田タケオ・メモリアルとして継続する事になった、博品館劇場における「タップダンス・フェスティバル」ですが、《生まれ変わった》という表現がピッタリだと思いました。
 実のところ、参加団体、参加者、作風、衣裳、時間が長い、など内容は例年と同じなのです。
 では何が?
 それは意外にも、吉田タケオ先生の御子息、福沢良一先生によるMCでした。
 本当の事を言うと、各団体ごとにMCが入ると分かった時は、「勘弁してぇ」と心で叫びました。
 ただでさえ長いのに。
 日本人て、こうしたショーでのMCや喋りが下手でしょ。
 ところが、福沢先生はウイットに富んでいるばかりでなく、相手を生かした会話をして、観客まで引き込んでしまう。
 笑いも含めて。
 何人かの先生は存じてますが、私の知る限り皆さんの最良の場面でした。
 私は全く面識がないのですが、この先生は欲が無いのかな?とも思いました。
 暖かいのですね、包み込むように。
 そんな福沢先生MCによるフェスティバルの進行のせいか、観客のマナーまで向上してしまったようです。
 以前は、ある団体が終わると座席が1列位サーッと退場してしまったり、演技中に次から次へ遅れてきたり最悪でした。さらには、自分の知り合いの出ている団体以外には拍手すらしなかったりでしたが、皆さん熱く拍手を送っていました!
 こうした環境での観劇だと、¥5500も決して高いとは感じないものですね。
 さて、飛びます!
 今西康之主宰《スタジオタップ72》
 福沢先生と今西さんの会話で初めて知りました。
 72の由来は?
 パリに住んでいた(嘘みたいですがホントの話!)今西さん、家からタップ教室まで乗るバスの番号が《72番》だった事から、スタジオタップ72になったそうです。
 なるほど!
 今回は、発表会前だからか?2曲の参加でした。
 会場内で声をかけて下さった今西さんのお弟子さんによると、参加者は比較的新しい生徒中心とか。
 ひとつめ“Nature Boy”は、そんな若手に月岡かほりさんが加わったナンバー。衣裳は、グリーンを基調にしたかなりバラバラ。でも、どうしてここは男のタップ・ダンサーが育つのかな?不思議でなりません。一人一人が個性的で、前に前に出ようとしている感じが好きです。
 勢いがありました。
 我らが今西さんは月岡さんとの非常に距離感のあるデュエット“All n my grill”という私の知らない曲。ラップ曲でのタップ・ダンスも珍しくなりましたが、ラフな衣裳のお二人が舞台一杯に動きステップを踏む。アカペラがサッと終わるあたりも嬉しい!
 今西さんお得意のスタイルが満喫出来ました。
 今西さん宣伝上手で「12月3日と4日に発表会があります!」と連呼しておりましたね。
 今西さんから、スタジオタップ72の出演予定時間は15時45分頃と聞いていましたが、実際は30分以上押していました。何がどうして時間が押したのか?このフェスティバルの反省点ですかね。
 お疲れ様でした!

天野 俊哉




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