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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1143 昭和ファミリー・ドラマの脚本家松木ひろし氏追悼
 学生時代に、神南のNHK近くの渋谷ビデオスタジオでアルバイトをしていました。
 アイドル時代の小泉今日子さん主演「あんみつ姫」や石立鉄男さんの「どっきり天馬先生」の撮影に付いたものです。
 石立鉄男さんと言えば「チー坊〜」のセリフで知られる俳優さん。
 活躍されたのは1970年代から80年代。私世代は「奧さまは18歳」「気になる嫁さん」「パパと呼ばないで」等の人気ドラマで、ドップリと主役の石立さんにつかっていました。少なくとも私の友人達は皆観ていました。
 同じドラマでも、後年出演した山口百恵さんの「赤いシリーズ」や掘ちえみさんの「スチュワーデス物語」での石立さんには、かなり違和感を感じたものです。それは私だけの事かも知れませんが。
 さて、「どっきり天馬先生」のセットで本物の石立さんを見ましたが、私の知る石立さんとは真逆の大変ダンディで真面目な印象でした。撮影合間も独りでセットに居たりして。
 残念ながら、その天馬先生は石立さんを生かした役とは言えませんでした。
 長くなりましたが、私の大好きな石立鉄男像を作り上げたのは、監督でもプロデューサーでも無く実は脚本家の松木ひろし氏だったそうです。
 「気になる嫁さん」では四人兄弟のひとりでしたが、松木氏による石立さんのキャラクター作りが成功、その後の石立鉄男主演のドラマ・シリーズに繋がったとのこと。松木氏の作品の特徴は、もうそのまま隣の家の物語であり、そこら辺の会話であり、キャストが自然体でありました。「パパと呼ばないで」なんて、下町のお米やさんが舞台でしたからね。
 平成の今、これらのドラマが、石立鉄男さんの演技がどの様に評価されるのか?私には分かりませんが、昭和の時代にリアルタイムで観てきた人間にとっては、懐かしくて、暖かくて、温もりのある想いでの一ページなのですね。
 昭和のファミリー・ドラマの脚本家であった松木ひろし氏のご冥福をお祈りいたします。

写真 上から
・52歳頃の松木ひろし氏
クレージーキャッツの「無責任シリーズ」の一部を始め、ザ・ドリフターズやコント55号の主演作など、喜劇映画の脚本を数多く手がけた。70年代には石立鉄男氏の主演シリーズを立て続けにヒットさせ、80年代には西田敏行氏主演の「池中玄太80キロ」で高視聴率を獲得した
・月曜ドラマランド「あんみつ姫」と「どっきり天馬先生」
(共に1983年 CX)
・「奧さまは18歳」は最高視聴率33.1%を記録
(1970〜1971年 TBS 全53回)
↓下記が松木ひろし氏の脚本作品
・石立鉄男&ユニオン映画シリーズ第2作「気になる嫁さん」
(1971〜1972年 NTV 全38回)
・同シリーズ第3作「パパと呼ばないで」
(1972〜1973年 NTV 全40回)
チー坊を演じた杉田かおるさんは当時小学2年生

松木ひろし氏に関する資料(松竹大谷図書館蔵)
映人社 月刊「ドラマ」1981年7月号インタビュー記事「仕事場訪問」
同誌2005年5月号寄稿「原稿用紙三枚の脚本」

天野 俊哉




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